今回は、麗雫第二次政権時に起こった
「世代闘争」についてふり返ってみようかと思います。
麗の第一次政権時は
麗1人だけが上の世代と戦っている印象だったため
今度こそは新しい世代で頂点をやりあえる土壌を作りたい、
と麗がソニックに相談したのが事の発端となります。
そして、ソニックの根回しにより
ナウリーダーVSニューリーダーの世代闘争に突入することとなるのですが
真っ先に名乗りを上げたあかりは
そのソニックに返り討ちにされる羽目に。
そして、その同じ興行でのメインイベント後に世代闘争は本格化。
実績持ちのナウリーダーをシングルで討ち取れば
ニューリーダーは麗に挑戦することが出来る。
逆に、ニューリーダーを全て駆逐すれば
残ったナウリーダーは麗に挑戦することが出来るというルールで
それ以外のナウリーダーは、タッグなどで選別役を担うことに。
ちなみに上記のやりとりで
シュバルツは姫小路を散々煽っていたこともあり
女帝直下対決再びか?!
と思われたのですが
シュバルツは、そんなやりとりなどなかったかのように
菊池を対戦相手に指名することで彼女らしさを見せてくれます。
しかし、実績持ちのナウリーダーの内、4人が参戦した興行にて
なんとナウリーダー側が4戦全勝という結果に。
始まって早々に、ニューリーダー側が追い詰められることとなります。
そして次の興行で、吉井、シュバルツ、ディアナが
揃って敗れるようなことになれば
麗への挑戦権はそのままナウリーダー側に
持って行かれかねないという状況になるのですが
ここで今度は、ニューリーダー側が
お返しとばかりに3連勝!
しかも、実績持ちのナウリーダーをシングルで倒したため
3人共が麗への挑戦権を獲得。
この結果、ナウリーダー側の壁役はソニックと滝沢の2人だけとなり
ナウリーダー側も追い詰められることになります。
そして、次の興行ではいよいよソニックが登場。
対するは、サンデーモーニングのハミング野草。
ソニックの挑発に対して
勝てる勝てないじゃ無い!勝つんだよ!
と息巻くハミング。
世代闘争の第一試合目となったソニック VSあかり戦で
ソニックの怖さは十分に見せつけられました。
それを見た上でのハミングの「勝つんだよ!」発言でしたが
ソニックの徹底した地獄突きの前にハミング完敗。
仇討ちを仲間であるキャシーに託します。
ちなみに、同興行で
先日、麗への挑戦権を得た3人から
まずは吉井が挑むこととなりましたが
結果はこちらも麗が完勝。
そして、世代闘争もいよいよ終盤に突入したところで
えり子、ルシフェルがようやく登場。
この時タッグを組んだのがきっかけで
「エンジェルクラッカー」というタッグが
世代闘争以降も活躍することになります。
そういう意味では
ホワイトフェイスと細野の「SHIROKAGE」も
世代闘争中に組んだのが始まりで
こちらは王者にまで上り詰めることに。
・・・話を戻します。
次の興行では、ナウリーダーで残ったソニック、滝沢の2試合と
麗の防衛戦が行われました。
挑戦するのは、権利を得た3人の内の2人目、ディアナ・ライアル。
しかし結果は、ソニック、滝沢が勝利。
タイトルマッチも麗が防衛して、今興行では下剋上は成らず。
そしていよいよ、次の興行で
ソニック、滝沢の両方が勝てば
ナウリーダー側の人間がベルトに挑戦出来るところまで来ました。
しかしここで、麗が王座陥落というサプライズが。
更に
ソニックは苦戦しながらも接戦を制したものの
ルシフェルの秘密兵器、
「凶器での裏拳」と「ルシファー・クライ」の前に
滝沢まさかの敗北。
この結果、ルシフェルが挑戦権を得たことになるのですが
当の麗はベルトを獲られてしまったため
麗の役目はそのままシュバルツが引き継いで
ルシフェルの挑戦を受ける事に。
凶獣のトップからも期待が寄せられるルシフェル。
「滝沢さんを倒している以上、油断はならない」と
搦め手対策などにもぬかりのないシュバルツ。
そんな両者によるタイトルマッチでしたが
結果はシュバルツが搦め手などものともせずに
対麗戦と同様に「ドーラ列車砲」を決めて初防衛に成功。
これで、あとはナウリーダー側で
唯一生き残ったソニックとの対戦を残すのみ。
業界全体を見た上での行動を取るようなことはせず
本気のソニックキャットを見せて欲しい
そう望むシュバルツ。
ここ数年、常にどちらかが王者だった菊池と麗を立て続けに倒し
更にはソニック、神崎まで倒せれば
「ムラがある」という世間の評価を一蹴できると意気込んだのですが
結果はソニックの圧勝。
世代闘争が始まる前、
下の世代にベルトが流れれば・・・ということを
麗が語っていました。
それは、麗と同期のシュバルツが王者になったことで
実現しようとしているのではないかと思われたのですが
ソニックがそれに「待った」をかけた形に。
ここで、黙っていられないのが事の発端である麗。
再び時代の流れを進めるため、ソニックに挑みます。
しかし、巻き戻った針の動きを再度進めるには今の麗では力及ばず
ソニックが初防衛に成功。
「新しい世代で頂点をやりあえる土壌を作りたい」
という理由から始まった世代闘争は、
古い世代がまたもや頂点に就くことで決着となりました。
ただ、この戦いをきっかけにして
大きく成長した選手、タッグチームもいるのですから
下の世代としても十分に意味のあった戦いだったのではないでしょうか。
そして、戦いの場は「最強決定戦」ヴィーナスカップへと
舞台を移すこととなります・・・。
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