ゴジラ-1.0

ゴジラ-1.0を観てきました。

今回の監督が「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のあの人ということで

事前には否定的な意見をそこそこ見かけたわけですが

個人的にはかなり楽しめた内容だったかと思います。

 

※以下、ネタバレを含むため注意!

 

正直、最初にゴジラが登場した時には

思っていたのより相当小さくて

ゴジラというよりはジュラシック・パークを見ている感じでした。

まあ、その小さいゴジラでも平気で人をかみ殺したりして

アレはアレで恐怖感を煽ってくれたわけですが。

 

しかし、その後ビキニ環礁での水爆実験が。

なるほど、この時のゴジラ

過去作品でいうゴジラザウルス的なものだったわけですね。

で、例の如く水爆の影響によって巨大化、

いつものゴジラとなるわけですが

今回の舞台は大戦直後の日本。

メカゴジラやモゲラはもちろんのこと

スーパーXやメーサー戦車を作る技術力などあるはずもなく

芹沢博士もいないのでオキシジェン・デストロイヤーも存在しません。

これは「シン・ゴジラ」の時よりも絶望的と言わざるを得ません。

血液凝固剤も当然無理でしょうしね。

 

そんな八方塞がりの状況で

ゴジラを打倒するために執った作戦は

水圧によってゴジラを押しつぶし、

それでダメなら今度は急浮上させて減圧によって倒そうというもの。

架空の兵器を用いない珍しいパターンですね。

まあ、結局それでもダメだったわけですが

最後は爆弾を積み込んだ震電

ゴジラの口内に吶喊させて自爆させるという

大戦直後ならではの神風特攻。

これにより、ゴジラの頭が吹っ飛んで

めでたしめでたし・・・と思いきや?

 

といった感じでしたが

今回はとにかく、ゴジラを前にした時の絶望感よね。

特に、銀座で熱線ぶっ放した後の爆発とかその余波とか、

そして直後のゴジラを下から見上げるカメラアングルよ。

 

あとは、「ワダツミ作戦開始!」の直後に

いつものテーマが流れたのには思わず胸が熱くなりましたね!

 

などなど、とりあえず思いついた事をつらつらと羅列してみましたが

最初にも書いた通り、個人的には面白かったです。

ただまあ、「戦後の人間ドラマ」の時間帯がそれなりにあったので

人によってはそこはマイナス要素になる・・・かも?