にじさんじ麻雀杯2023をふり返って

 

昨年同様に、今回もにじさんじ麻雀杯をふり返っていこうと思います。

 

なお、この記事は

VTuberは好きだけど麻雀はルール程度しか知らないという

視点で書かれたものですので、専門的なことは語られていません。

そういうのが読みたい方はブラウザをそっと閉じてください。

 

組み合わせの際にも書きましたが、今回は過去最多の73名が参加。

神域リーグでのにじさんじライバー達の活躍もあり

昨年以上に麻雀が盛り上がってきていたわけですが

 

神域リーガー、まさかの全員予選敗退

 

ルイスは、個人枠の配信が始まらないトラブルもあって

平常心でいられなかったんだろうし

ハジキは、調子良い時はメッチャ強いけど

安定性には正直欠けるところがあるので

可能性としてはあるだろうなとは思っていましたが

まさか、R卓であまみゃと郡道先生両方落ちるとは・・・。

 

そして、あまみゃといえば

昨年は決勝まで進出していたわけですが

その昨年決勝戦のメンバー

三枝、椎名、でびでび・でびるまでもが全員敗退という荒れっぷり。

東風戦の怖いところが出てしまいました。

 

とはいえ、今回は1位勝ち抜けだけでなく

2位以下の面子の中で素点が高い順で13名が勝ち抜け出来るということで

運要素が多少なりとも緩和されました。

その恩恵もあって

解説陣の舞元・力一の両名が予選突破。

社は元々シードだったため

決勝トーナメントはルイス1人で解説フル活動する羽目に。

解説陣が予選で全滅だった昨年と比べれば喜ぶべきなんでしょうが

ルイスの負担を考えると喜ぶに喜べない・・・w

 

それ以外では

びーぴーえむの3人(レオス、レイン、オリバー)や

Ranunculusの3人(海瀬、先斗、天ヶ瀬)が

揃って予選突破。

これは正直意外だったのですが

勝負強さを見せつけられた感じですね。

 

そんな感じで、32名で決勝トーナメントが行われるわけですが

ここで思わぬハプニングが。

舞元啓介、発熱のため急遽棄権。

その代役として、渋谷ハジメが復活することに・・・

って、またハジキかっ!ww

 

素点の順位表を見ると、次点はアルスだったんですが

そのアルスが辞退したため、15位のハジキに回ってきたそうな。

結局、そのハジキは準決勝で敗退してしまったけれど

11600点の直撃を喰らってからの逆転劇は

神域リーグを彷彿とさせるほどでした。

 

さてここからは、決勝で争った物述有栖、空星きらめ

両名に焦点を当てていきたいと思います。

 

まずは、にじさんじ麻雀杯初参加の物述。

雀魂配信はどうやら2回くらいしかしてないようで

段位も初心だったので、大会前にはほとんど注目されておらず

「あ、初めて参加してくれるんだ」

程度の認識だった方が多かったのでは。

しかし、そんな彼女が予選で

にじさんじ麻雀杯で初の役満大三元を出し

これまでキャリーオーバーされてきた肉や魚を丸ごとGET!

(17:11あたりから)

これによって一気に注目を浴びることになります。

 

決勝トーナメント1回戦では1期生と2期生のみという

いつの時代かといいたくなる組み合わせに。

物述は、最初から2連続上がりで1度は首位に立つものの

渋谷ハジメが相変わらずの追い上げを見せて逆転。

その上、夕陽リリにまで7700点上がられて

2位からも落ちるか?と思われたものの

わずか100点差で2位キープ。

ギリギリで準決勝に進出します。

 

そして準決勝。

上でも書いた通り、渋谷ハジメが11600点の直撃を喰らってから

神域リーグを彷彿とさせる連チャンで首位に。

南1局終了時点で、物述は38000点差を付けられます。

しかし、ここから物述がハジキのお株を奪うかのような4連チャン!

しかも〆は、ハジキ直撃の河底満貫12000点!

逆に2900点差をつけての逆転勝利で決勝へ。

 

 

対するきらめはというと

2021年時には雀傑、2022年時には雀豪とその実力に関しては申し分なし。

しかし、にじさんじ麻雀杯では

2021年:準決勝敗退

2022年:予選敗退

と思うような結果が残せておらず

気がつけば、「実力はあるけど不憫」というキャラが定着してしまうことに。

「東風と和解する!」

サムネのこの一言からも、きらめの心境がうかがい知れるというものですが

今回は、自身は一度も放銃することなく確実に一度は上がることで

予選、決勝トーナメント1回戦の東風戦を勝ち抜けます。

 

そして準決勝。

社いきなりの12000点ツモを

りつきんが7700点社直撃で平らに戻すという序盤の展開でしたが

ここからきらめが12000→2600→12000と爆発。

他3人もどうにか少しずつ返してはいくのですが

いかんせんきらめから直撃が取れない。

そうこうしている内にオーラス、とどめとばかりの12000点で

最終的には63900点の大稼ぎできらめ、文句なしの決勝進出!

 

 

そんな両者と小野町春香、えるの4名による決勝戦

まずは1戦目、先制したのは物述で

12000点を2連チャンでいきなり55000点と大幅リード。

ただ、きらめも負けておらず

そこからテンパイ1回を含めた4連チャンで7800点差まで詰めます。

しかし、この両者の争いの煽りを喰らう形となったのがえるさん。

物述、きらめの両方から12000点直撃を喰らい

その後に小野町も8000点ツモ上がりしたことで

東場が終わった時には、えるさんは残り400点に。

ここから、えるさんを活かしつつ逆転しなければならないという条件戦に突入。

それでもきらめは2800点まで差を縮めたのですが

物述の容赦ない12000点ロンが小野町を直撃。

結局その後はきらめは上がる事が出来ずに

ついに南3局にてえるさんが飛んで終了。

勝戦1戦目は

物述有栖:59300点

空星きらめ:47000点

で、その差は12300点という状態でいざ2戦目へ。

 

ところがこの2戦目、先制したのは

物述でもきらめでもなくえるさん。

1戦目の鬱憤を晴らさんばかりの18000点ツモ!

更には、東4局に7900点のツモ上がりで55900点に。

2戦目だけなら首位独走のえるさん。

しかし、南場からきらめ劇場が始まります。

5200→2900→6000→5800→2900と

なんと5連チャン!

2戦目だけのスコアでもえるさんに800点差をつけての首位に立ちます。

この次点で物述とは24600点差。

つまり、トータルでも12300点差できらめがリードとなるのですが

このまますんなり終わらせてくれないのが物述有栖。

ターン制というわけではないというのに

1100→1300→3000→全員テンパイ→物述のみテンパイ

と1回の打点は高くないものの確実に追い上げていき

パッと見どちらが勝ったのかわからないくらいの接戦となりました。

そして結果は・・・

 

物述有栖:88900点

空星きらめ:89700点

ということで、なんと800点差で空星きらめが優勝!!

 

今回、本当に熱い決勝戦でした。

結局、今大会で一度も放銃することのなかったきらめ。

そんなきらめから直撃が取れずとも

あわやというところまで迫った物述。

南4局0本場であえてあがり拒否という漢気を見せてくれたえるさん。

南4局1本場で1人ノーテンで飛んで終わるかと思われた場を

本当にギリギリでテンパイにまで持って行って

試合を続行させた小野町。

勝ち負けという意味では2人の勝負になっていたかもしれないけど

4人で盛り上げた決勝戦だったといえるのではないでしょうか。

 

しかしこうなると今後の動向という意味では

第2回神域リーグにきらめが参戦するかどうかは

個人的に非常に気になる所です。

実際、第1回には結局参戦しませんでしたが

興味は示していましたからね。

にじさんじ麻雀杯優勝の実績をひっさげて今度は是非・・・!

 

そして物述の方ですが、一応は初心者と公言しているし

「勝敗を意識する」よりは「楽しみたい」勢だということで

ガチ勢が増えてきたにじさんじ麻雀杯への参加すら躊躇ってたらしいので

さすがに神域への参戦はないと思いますが

せっかく今回これだけの注目を浴びたのですから

他のライバーと雀魂コラボとか是非とも増やして欲しいところです。

 

有力選手が早々に脱落していった今大会、

時々不安を覚えたりもしたものですが

終わってみれば、本当に熱い試合を見せてもらったなと。

新たな強者も現れたことですし

今後の花鳥風月戦や、来年のにじさんじ麻雀杯が今から楽しみです。