勇者サイドも見たかった「月が導く異世界道中」

先日最終回を迎えた「月が導く異世界道中」のアニメですが

それなりに好評だったのか

早くも第二期制作が決定したとかで

ファンとしては喜ばしい限り。

 

とはいうものの、個人的にはちょっと駆け足だったかなという印象が。

その一番の理由は、真と同時期に召喚された勇者、

響と智樹について一切触れられなかったことでしょうか。

一応、最終回でワンカットだけ顔出ししてはいましたが

原作では2巻の閑話から既に登場してましたしね。

まあ、閑話だからカットしやすかったんでしょうけど

澪になる前の黒蜘蛛と響が交戦していたくだりがあってこそ

真の異常さが際立つというものなので

そこはやっぱり見たかったなーと。

 

そして、最終回でソフィアが語っていた魔族とヒューマンの戦争。

こちらに両勇者ががっつり関わっているんですが

原作4巻からは、真とソフィアの対決が描かれただけで

戦争部分については丸々カット。

2期はおそらく、ロッツガルド編になると思われるので

後々、「こんな戦いだった」とか、簡単に触れる程度になるのかも?

智樹のクズっぷりを知らしめるためには

ここはカットしないで欲しかったところなんですけどねーw

 

あと、戦争部分をカットしたことで

ソフィアが使用した「女神の祝福を無効とするアイテム」が

なんで都合良くそんなの持ってんの?状態に。

それについては、4巻の記事の方で書いたんですが

ヒューマンと魔族の戦争の場合、

女神がヒューマンに対しては祝福を施し能力が倍に、

魔族に対しては呪いを施し能力が半分になるため

そんな不利を覆すために魔族側が用意したアイテムだったんですね。

まあ・・・真に対しては無意味どころか逆に強化してしまいましたがw

 

そんな感じで、個人的には尺さえ許すのであれば

時を少し戻して、勇者サイドのおはなしに

1クール割いてもいいんじゃないかと思うのですが

実際には難しいんでしょうねー。