【リングドリーム】最後の道のりは長く険しく その1
前回の話の続きであり
リンドリ最後のイベント
「最後の道のりは長く険しく」の始まりです。
みんな知らない間に大人になってたという話なんですが
確かに、ぽひとメアリはデビュー当時と比べたら
ずいぶんと成長したなといえるんですが
千鶴は・・・確かにそんなに変化はないですからねぇ(^^;;
まあ、千鶴に関しては
本人がどうこうというよりも若作りの家系らしいですからね。
以前にメアリが、千鶴の母と祖母を紹介された事があるそうですが
3人が姉妹に見えるレベルというのだからお察しw
実際、以前に
アナと神楽坂が合格した入団試験に
実は千鶴の母が従姉妹になりすまして試験を受けていたなんてことが。
(2015年 Dreaming Christmasより)
もちろん、合格後にカミングアウトして辞退したわけですが
本人がそうと言わなければ
バレないくらいの容姿だったということですからね(^^;;
もっとも、容姿的な意味でいえば
未だにぽひもメアリも年相応には見られないわけですけどねw
ただ、プロレスは容姿で勝敗が決するわけではないですから
メアリはヤンドラ杯優勝の後にタッグのベルトを巻きましたし
ぽひに至ってはシングル、タッグ両方のベルトを巻きました。
しかし、そこに至るまでには相当な挫折も味わいました。
ぽひに関しては、本当にどうして入団できたのか不思議なくらいですが
メアリは入団当時それなりに自分の強さに自信を持っていたのです。
しかし、そんな自信は早々に砕かれることに。
そして、自信を砕かれたという意味では
メアリよりも千鶴の方がそのショックは大きいものでした。
3人の入団当時の話については、以前にも触れたことがありましたが
この当時は3人の中では千鶴の実力がずば抜けていたのです。
口では「未熟者」と自身を評しながらも
「琴無流はプロレスでも通用する」
そう自信を持ち始めていた千鶴の前に立ち塞がったのが
まさかの伏久でした。
この時期の数ヶ月差は相当な差になるとは言われていたものの
自分なら勝てる、そう思っていた千鶴。
しかし、やはり数ヶ月の差は本当に大きかったのか
粘りはしたものの敗北を喫する結果に。
そして、今でも忘れられないのが
この時に伏久が呟いていた独り言。
自分は伏久について何も知ろうとしていなかったのに
伏久の方は近いうちに当たることを見越して
千鶴のことをずっと研究していたのだと知って愕然としたのだとか。
今にして思えば、当時の自分は
琴無流の技を使ってプロレスをするのではなく
プロレスのリングの上で琴無流の戦いをしていただけなのだと
ふり返る千鶴。
この辺りの話は
「柔道が得意なプロレスラーと、柔道家がプロレスをやるのは違う」と
牛ノ宮のスタイルについて薬師寺が指摘したくだりを思い出しますよね。
そして、千鶴でも同じような事で迷走した時期が
あったのだなと驚かされました。
そして、そんな伏久戦が自分にとっての転機になったと語る千鶴の前に
偶然近くを通りかかった伏久が。
そこで、デビュー当時の2人の対戦について語っていたと話すと
伏久の表情が一変。
実は、伏久の記憶の中では千鶴との対戦は連戦連敗だったのです。
それは、初試合では勝ったという記憶が吹き飛ぶくらいには
散々やられたようで
あまりにも容赦のない攻撃に
「私、怨まれてる!?」と思ったほどだったとか(^^;;
まあ・・・その辺りは
「琴無流の技を使ってのプロレス」について
あれこれ実験台にされたのかもしれませんねw
それにしても、お互いにお互いが
自分が負けた試合の方を強く覚えているというのは面白いですね。
っていうか
数ヶ月前にセヴンスターで激突した両者に
よもやそんな昔から因縁があったとは・・・w