キン肉マン67巻

キン肉マン 67 (ジャンプコミックス)

キン肉マン 67 (ジャンプコミックス)

 

 オメガ・ケンタウリの六鎗客と運命の王子達の対決ですが、

ついに出番がやってきたキン肉マン

その相手は、カナディアンマンを真っ二つにしたパイレートマン。

単なる地球への侵略者かと思いきや、

彼らには意外な過去と思いも寄らぬ決意が・・・!

 

パイレートマンから明かされた過去、

それはかつてオメガの先祖は地球で栄耀栄華を極めていたこと。

しかし、そんな地球での生活を捨てざるを得なかったのは

完璧超人始祖達がオメガの先祖を襲撃したため。

 

全く歯が立たなかったオメガの先祖達は地球を追われ

オメガ・ケンタウルス星団にたどり着くことに。

そこで長い苦闘の末、ようやく人の住める環境を整えたというのに

今度は星の寿命が尽きかけて滅亡の危機に。

その危機を救う手立てとして、マグネットパワーと火事場のクソ力を求めて

地球に再び舞い戻ってきた・・・というのが今回のいきさつ。

 

で、彼らが求める火事場のクソ力ですが

最初はパイレートマンの8000万パワーの前に歯が立たず。

筋肉バスターすらも

上着をパラシュートにすることで速度を落としてから

バッファローマンのように横回転でひっくり返すのでは無く

縦回転することで返されてしまい、逆に

パイレートマンの「バイキングバスター」が炸裂!

 

しかし、散っていった仲間の魂も背負って闘わねばならんのだと

カナディアンマンの新技「リビルト・カナディアンバックブリーカー」を

極めに行った時の火事場のクソ力にはパイレートマンも苦戦。

自らが苦境に陥っているにも関わらず、

火事場のクソ力の強さに喜ぶパイレートマン。

しかし、その力が乗ったキン肉マンのフライングパンチは

パイレートマンが何とか受け止めきれてしまう程度の威力でした。

 

オメガの民を救う手立てとして期待した力がこの程度のものだったのかと

すっかり失望してしまったパイレートマン。

キン肉マンを詐欺師呼ばわりした上で

これまでのクリーンファイトは何だったのかという位の暴れっぷり。

カナディアンマンにとどめを刺したセントエルモスファイヤーで

キン肉マンの身体をも真っ二つにせんと力を込めますが

ここで三度目の火事場のクソ力発動。

それ以上、キン肉マンの身体を割くことが出来なくなるどころか

マッスル・スパークにて大逆転!

 

そんな感じの67巻でしたが

勝手に期待して勝手に失望した挙げ句に

詐欺師呼ばわりとかいい迷惑よね!w

しかし、キン肉マンはそんなことは微塵も感じなかったのか

試合後にはパイレートマンとも心を通わせます。

カナディアンマンは気の毒だったねー・・・w

 

今回の話で明らかになったのは

「火事場のクソ力」と普段言っている謎のパワー、

これには三段階あるということ。

1段階目:自分自身のために出した力

2段階目:仲間のためにだした力

3段階目:敵のために出した力

今回でいえば、「オメガを救うために」ということなんでしょうが

これは過去に遡ってしまうとあちこち矛盾が出そうな感じですよね。

遡りませんけど!w