井上が引退を半月後に控えたある日、
凶獣の練習場にやってきて
「旅行に行こう」と突然言い出した神崎。
これが、今回の物語のはじまりでした。
そして、この旅行の同行者は
麗、加藤、そしてヴァンプの3名。
メインとセミの面子ということで麗と加藤が
(菊池は最後まで拒否して結局不参加)
いつもの面子ということでヴァンプ
(ぽひは先約があったため不参加
さわりは神崎不在の間のフォローのため留守番)
で、こういうメンツになったと。
・・・うん、ものすごいカオスだw
そんなカオスなメンバーを前に、ヴァンプの提案から
井上の昔語りが行われる事になるわけですが、
まさか入団前の頃の話までしてもらえることになろうとは。
ちなみに、昭和の頃は東女も業界では3番手か4番手くらいで、
この当時は儲かって儲かって仕方が無い状態で
手渡しでもらった給料が分厚すぎて机に置いたら立つくらいだったとか
スタッフが毎日数百万単位で飲みまくったとか
そんな伝説がいくつもあるくらいだったと。
しかし、ブームのピークが過ぎ、人気は次第に落ち着く。
売り上げはピーク時に比べて減っていくというのに、
フロントや選手は増やしたために出費が増える一方。
それでもフロントは贅沢をやめなかった。
結果、フロントへの不満を持つようになる選手も当然出てくるが
そういった選手は扱いを下げられるようになり
選手同士でも、フロントのお気に入りとそうでないものとに分かれ
雰囲気はこれ以上無いほどの悪いものに・・・。
そんな時、公然と反旗を翻したのが
実力では誰にも負けない自信があったにも関わらず
反フロント派だったためにナンバー1にはなれずにいた本多香雅里。
当時のナンバー1だった須佐野に挑戦状を叩きつけるも
リングで会社を罵倒したという名目で謹慎処分という
プロレスらしからぬ対応をしたために
納得のいかなかった香雅里はそのまま亜細亜女子を退団し
ナンバー1決定戦は実現しないままに。
しかし、香雅里の退団による影響は決して小さくはなく
亜細亜女子に愛想を尽かすファンが増加、
更には香雅里同様にフロントに不満を持つ選手が次々と辞めていくことに。
そして・・・香雅里をはじめとした
亜細亜女子を辞めた選手の何人かが合流した場所が
そこには、現・東女社長である東丈太郎の姿も。
というわけで、本多香雅里と東社長が
当時は選手とマネージャーの関係だったことが明らかに。
マネージャーが会社の商品である選手に手を出したということで
体裁のいい話ではなかったため、
あまりおおっぴらにはしていなかったようで。
「会社の商品に手を出したマネージャー」
で痛いところを突かれた人多数。
そして、ヴァンプの「私にもそういう人がいたら」という言葉に
挙手する人もきっと多数w
しかしまあ・・・亜細亜女子の経営話見てると
どうしても全日本女子を連想してですね(^^;;
(※日本プロレスの方がより近いそうですが、
さすがにそちらは知りませんでした)
ともあれ、こうして亜細亜女子が次第に廃れていくのとは逆に
東女が力を付けていくこととなるわけですが、
ブラッディ井上が入団するのはまだ先の話・・・
つづく