「吸血姫美夕 朔」6巻

 前巻で復活を果たした千里と美夕が早くも対面。

 復活して早々、闇に帰される事になるのかと思いきや

美夕が引き下がることで衝突は回避。

そう、今回のメインはこの2人の対決ではなく

表紙絵からわかるように・・・誰?w

 

誰?なんて言ってはみたものの

女性の方は一応美夕の母なのだとわかります。

チョイ役的な扱いとはいえ

OVAにもマンガにも出てた覚えがありますもんね。

となると、左の謎の男性はもしや・・・?

そんな予想通り、彼が美夕の父親のようです。

 

OVAの時とはずいぶんイメージ変わりましたねw

 

そんな彼は、悪霊を浄化するのを生業とする陰陽の者。

しかし、はぐれ神魔であるトンビには彼らの技は通用せず

為す術もなかったところを

美夕の母となる美月に救われることとなります。

そんな2人のなれそめ話が今巻のメインとなるわけですが

この美月、娘の美夕とは違って

日光に弱かったり

血を吸った相手に夢を与えることも出来なければ

赤の空間を生み出すことも出来なかったりと

むしろ、世間一般でいう吸血鬼に近いイメージ?

違うのは、美夕同様に炎を扱うという点でしょうか。

もちろん、美月も監視者として

はぐれ神魔を狩る事を生業としているのですが

美夕のように赤の空間が作れない以上

普通に息の根を止めたんでしょうね。

 

そんなわけで、美夕の両親について

これだけ詳細に語られるのはおそらく今回が初めて?

「朔」のストーリーは、サスペリア連載時のものと

近いイメージかと思っていたのですが

展開的には結構変わってきましたし

(そもそもあっちでは大きな鳥といえばレムレスでしたし)

火種はあちこちありそうなので、先の展開も楽しみですね。