今回は、2019年6月から始まった
魔王軍とレジスタンスの抗争についてふり返りたいと思います。
そのきっかけは意外にも、岡部のこの一言でした。
勇子に今の自分を見て欲しい、
そんな想いからの行動だったのですが・・・
勇子の所へたどり着くまでには
きっとぽひやメイド軍団が立ちはだかるだろう。
そう思い、仲間にも協力をお願いしたというのに
勇子はあっさりと岡部との対戦を受諾。
これでは、魔王軍とのケンカにはならないのでは?
と思われたのですが
ぽひを旗頭として
逆に魔王軍がレジスタンスに攻め込む案を
勇子が提示したことで話が大きくなっていきます。
ちなみにこの時の試合は、サクリファイ子が勝利して
サリーに初めて黒星がつきました。
そして次の興行にて、岡部と勇子が激突!
更に、フランシスとベッキーの「魔王メイド隊・コードKJ」と
蓮根、赤ずきんの「御伽の国の食材」の試合も。
この2試合と、先日の1試合で勝利した魔王軍のメンバーを連れて
逆侵攻を仕掛けることをヴァンプが公の場で宣言します。
しかし意外にも、魔王メイド隊は全滅という結果に。
そのため魔王軍は、ぽひ、塩味、勇子の3人のみという
スタートから苦境に立たされます。
そうなると、レジスタンスは楽勝ムードかといえばそうでもなく
勇子さえ倒せば勝てると楽観視しているのは王牙くらいで
他のメンバーは、ぽひ、塩味も十分に手強いと警戒を緩めません。
最初からぽひを迎え撃つ事に。
そして、魔王軍からの逆侵攻という形で
仕切り直しとなった1試合目は塩味と王牙のシングルマッチ。
裏方に回る事が多いせいか
その実力を疑問視されていた塩味が王牙を圧倒することで
元ナイトメアNo.3が伊達ではない事を証明します。
ただ、王牙1人が倒されても
レジスタンスは人数的には圧倒的有利。
旗頭である岸田にたどり着くにはまだまだ先・・・。
そんな人数的不利もなんのその。
今度はぽひが笠松相手に危なげなく勝利。
これで、レジスタンス側侵攻時の岡部に続いて
レジスタンス四天王から2人目の脱落者が。
人数的には相変わらず有利ですが
円陣は雪女とのタイトルマッチに専念するために
こちらの抗争には加わっておらず
上位の戦力という意味では
そろそろ怪しくなってきたレジスタンス。
元々、勇子の相手は赤ずきん、蓮根、サクリファイ子が行い
それ以外のメンバーで塩味を狙うという方向で話を付けていたため
次は勇子の相手はサクリファイ子が
塩味の相手は小田藤が行うということで
タッグは解消してしまった幻想診察の2人が
共に勝利をと誓い合います。
しかし、小田藤もまた
王牙と同様にコーナーポストからの超滞空雷電ドロップに沈むことに。
そして、次の興行では
サクリファイ子と勇子のシングルマッチだけでなく
岸田 VS ぽひという
今回の旗頭同士の対決も行われることになりましたが
結果はどちらも魔王軍の勝利でついに5連勝。
レジスタンス側は、これで四天王が3人脱落となってしまったため
雪女に勝利して新たな王者となったばかりの
円陣が出ざるを得ない状況に。
それとは別に
岸田を完封したぽひの強さを目の当たりにしたこの頃から
世代交代を匂わせるような発言がチラホラ出てくるようになります。
そんな魔王軍の勢いはとどまることを知らず
地方興行でも蓮根、玉子を
更には大舞台で木下をも降してこれで8連勝。
「一番御しやすい相手」と玉子に言われていた塩味が
その内4勝を稼いでいるのだから
本当に手が付けられない状態。
そんな、魔王軍の快進撃を止めたのが赤ずきんでした。
元レジスタンスのリーダーであった勇子を倒すという大金星。
この実績が認められ、これ以降赤ずきんは「5人目の」四天王に。
そして、完全勝利を目前にしたところで土を付けられた魔王軍。
さぞや勇子は悔しがっているだろうかと思いきや
自分の手では救うことが出来なかった赤ずきんが
本気の自分を越えてくれたことで、むしろ喜びが勝った様子。
とはいえ、これで魔王軍もぽひと塩味を残すのみ。
そして迎えた最終決戦。
FWWWの新王者となった円陣がついに出陣。
ぽひを返り討ちにして
返す刀で魔王をも屠らんと意気込んでいたのですが
終盤の猛攻もあと一歩及ばずにぽひが新たな王者に。
そして、その数日後に行われた京伏と塩味の試合も
塩味が勝利して魔王軍の圧倒的勝利で幕を閉じることに。
そんなわけで
・赤ずきんの勇子越え
・塩味の本領発揮
・ぽひの成長ぶり
と、見どころはいくつもあったこの抗争ですが
そのぽひの成長がゆえに
この後、ヴァンプとの師弟対決、そして魔王軍分裂と
この抗争以後にFWWWは大きな転換期を迎えることとなります。