ことは、「SHIROKAGE主導のタッグ戦線」の最中に起こりました。
試合前、コメント収録時の襲撃。
更に、試合では手錠を使って滝沢を鉄柵に繋ぎ止めるという
DESTRUDOのあまりのやり口に滝沢組は爆発寸前。
そんなわけで、今回は
滝沢組とディスティニー(+ラスカル)の抗争を振り返りたいと思います。
試合が終わっても、一向に怒りが収まる様子がない滝沢組の面々。
それでも、DESTRUDOはトナーズに勝利したことで
ベルトへの挑戦権を得たため
タイトルマッチを混乱させるわけにはいかないと
そちらの決着がつくまでは静観する方向に。
とはいえ、問題はディスティニーがどう動くか。
滝沢組のターゲットはあくまでもラスカルと森近。
しかし、森近がディスティニーのメンバーである以上
ディスティニーとの抗争になることも覚悟します。
そして、SHIROKAGEとDESTRUDOのタイトルマッチは
「目には目を」と細野が凶器攻撃でDESTRUDOを返り討ちにし
SHIROKAGEのタイトル防衛で決着。
これで、滝沢組も遠慮無くDESTRUDOを狙えるようになったわけですが
タイミングがいいの悪いのか
この時期にちょうど2012年二期組にセヴンスターの順番が回ってきます。
先に挑んだ先輩達に倣ってか
2012年二期組も、挑戦する順番を話し合おうとするのですが
この2人が一緒にいて
まともな話し合いができるはずもなく。
結局、赤城と森近で試合をして
負けた方はセヴンスターを辞退するということになります。
ここ最近は、収録時に相手に襲いかかったり
先に入場して有刺鉄線を張り巡らせたりと
色々と汚い真似をしてきた森近が
今回は正々堂々と戦うことを宣言するのですが
そうする理由というのが
赤城が負けた時にダメージが大きくなるから
という、何とも森近らしいものでした。
そしてそれは現実のものとなります。
試合でも反則を使わない森近。
そんな森近を攻めていく赤城。
とどめとばかりに仕掛けたノーザンライトボム。
しかし、それは森近の誘いで
抱え上げようとしたところをクルッと丸め込まれての3カウント。
あまりの悔しさに、赤城慟哭。
そこに、更に追い打ちをかけるかのごとく森近のマイクアピール。
そんな森近の煽りをうけて、ついに滝沢組が動きます。
森近に対して挑戦状を叩きつけるのですが
森近は更に滝沢組を煽っていきます。
その結果、赤城をなだめるためにリングに上がった石狩、一箭、片倉の内
一箭以外が森近に襲いかかろうとします。
しかし、今回の試合は
トナーズとDESTRUDOの試合の時のように
試合前の襲撃も無ければ反則があったわけでもない
正々堂々とした試合でした。
その勝者である森近に3人で襲いかかるのは卑怯だと
ディスティニー側も救援に入り
これを機に、滝沢組とディスティニーは抗争状態に突入。
そんな、抗争状態となってからの最初の激突は
沓沢、楠原の「MEAT SEVEN」と
片倉、与那覇の「Eternal Blizzard」のタッグマッチ。
試合自体は、ディスティニー側がワンサイドに近い状態で勝利するのですが
前回の試合後のやりとりについて
短絡的すぎると滝沢から苦言が。
それもあってか、ラスカル個人とのいざこざはともかく
ディスティニーとの抗争については関わらないことを宣言する組長。
そんな滝沢に諭されたわけではないでしょうが
後日、石狩がディスティニー邸に謝罪に来ます。
ただし、それは赤城と森近の正統な勝負の結果を汚してしまった
という事に対してであり
和解しに来たわけではないとのこと。
そこで、改めてディスティニーに挑戦状を叩きつけるのですが
その挑戦状を、麗が受けることに。
「リハビリの相手」と見下された石狩は
後悔させてやると意気込むのですが
連敗続きだったとはいえそこは元シングル王者。
石狩は、格の違いを見せつけられる結果に。
そしてその数日前には、滝沢はラスカルのシングルマッチがあったのですが
ここで、2人の同期でもある山口がラスカルに宣戦布告することで
話はさらにややこしいことに。
なお、試合の結果はラスカルが勝利。
シングル王者である滝沢が
ノンタイトル戦とはいえ敗北するという思わぬ結果となったのです。
そのため、今度はベルトを賭けてと
リベンジマッチを希望する滝沢ですが
ラスカルはその試合を受けるに当たって条件を突きつけます。
それが・・・
今この場で場外乱闘をしてみせろ、というもの。
これにはさすがに同意出来るはずもなく
ラスカルは「いつでも待っている」と立ち去ります。
試合を受けてもらうにはラスカルを襲撃するしかない。
しかし、それは自身のポリシーに反することであり
滝沢は大いに悩まされる事となります。
そして、悩んだ末に出した答えは
ラスカルの条件を呑んで試合を組んでもらうことは諦め
これまでのタイトルマッチで戦った相手に
改めて信を問われようというもの。
更にその後、ラスカルが山口相手に完敗したことから
ラスカルのターゲットとしての価値が下がったことにより
滝沢組とラスカル個人の抗争という意味では、一応の決着を見せます。
しかし、ディスティニーとの抗争という意味では
まだ終わっていません。
リング上で森近と乱闘になりかけた際にも
滝沢組の中で1人冷静だった一箭。
他の組員とは違い、ディスティニーに対して思うところはなかったのですが
滝沢組No.3である石狩が麗に負けてしまった以上
そうも言ってられなくなりました。
そこで、麗と戦いたいと滝沢に直訴する一箭。
そもそも、許可を取る必要があるのか?と
滝沢は疑問に思うのですが
もし一箭が負けた場合、滝沢組はNo.2、No.3が揃って負けたことになるため
次は組長を出せ、とタイトルマッチを要求されるかもしれないと。
抗争に関わるつもりはないと言っていた組長を
巻き込んでしまう可能性を一箭は恐れたのです。
しかし、「麗と戦いたい」という気持ちに対して
滝沢組の存在が足かせになるのは望まないと、
石狩の仇討ちがどうとか
組長に迷惑をかけるかもしれないとか
そういう事は考えずに
戦いたいのならそうすればいいと
一箭の気持ちを後押しする滝沢。
そんな流れで行われた麗と一箭の試合でしたが
まさかの一箭圧勝。
これにより、滝沢組としては石狩のリベンジも果たし
抗争の方も自然消滅する方向に?
ただ、その後にも滝沢組と戦う旨のやりとりがあったのを見ると
目に見える抗争という意味では終わりを迎えたけど
ライバル派閥、みたいな関係は継続中、ということでしょうか。
実際、発端の1人である森近は負けないまま終わってますし
赤城だってリベンジは諦めていないでしょうからね。