今回は、2019年2月から半年近く行われた
SHIROKAGE提案によるタッグ戦線をふり返りたいと思います。
SHIROKAGEから提示された条件は以下の通り。
・ベノムナイト、トナーズ、ローズ・ロゼいずれかに勝ったチームが
ベルトへの挑戦権を得る
・上記3チームに関しては、挑戦者を2度返り討ちにしたら
ベルトへの挑戦権を得る
(なお、上記3チームには挑戦を受けるか否かの決定権あり)
そして、この条件を満たして挑んできたチームを
三度返り討ちにした時点で
これまで1勝1敗のライオットと三度目の勝負を行いたいと。
そこで、壁役となる3チームには早々に対戦希望の声が届きます。
滝沢泉、キャリア赤城の「トナーズ」に
対戦を希望したのは、榎木くるみと石狩みな。
しかし、「安易に身内を狙うな」という菊池の言を参考に
滝沢も石狩からの挑戦は断ることに。
となると、くるみが対戦することに決まったかというとそうではなく
ディスティニーからは参加表明しているタッグが2つあるため
まずはそのチーム同士で戦い、勝った方がトナーズに挑むということに。
そして、麗雫、ムーぐるみの「しずくるみ」と
ラスカル・アトミコ、チェルシー森近の「DESTRUDO」が激突!
その結果、DESTRUDOがトナーズへの挑戦権を得ます。
ここからDESTRUDOが本領を発揮。
試合前の収録時にトナーズを襲撃するばかりか
場外に滝沢を誘い出した末、鉄柵に手錠でつなぎ止めて
孤立化した赤城を2人で仕留めるという
悪役のお手本とでも言わんばかりのやり口に滝沢組は爆発寸前。
これを機に、滝沢組とディスティニーは抗争状態へと突入します。
スパイダー菊池、ソニックナイトの「ベノムナイト」には
しかし、内2チームは凶獣の選手であるため
前述の通り「安易に身内を狙うな」と一蹴。
その結果、シュバルツ・ネーベル、琴無千鶴の「TausendKanone」が
対戦相手として選ばれます。
が、
挑戦を受けたのはあくまでもシュバルツからの、であって
千鶴は眼中にないと切って捨てるような言い草。
試合でも、そんな格下の千鶴を集中して狙いに行きますが
結果はタウゼント・カノーネが見事勝利。
千鶴が、ベノムナイトからの評価を覆して見せました。
この時点で、SHIROKAGEへの挑戦権を2チームが得たわけですが
細野は、同じ悪役としての嫉妬からか
DESTRUDOとの対戦を希望。
試合では、ヒールとしての実力が競い合われるのか?
そんな風に思われたのですが
それよりも早く行動に移したDESTRUDO。
会場前でまさかの襲撃!
社長も思わず「昭和か!」と叫んでしまうほど。
そんな時代錯誤な行動に
「いつかやり返されるぞ」と心配するのですが
むしろそれを期待しているラスカル。
悪役の細野があれでは・・・と
期待外れだったかのように語ります。
が、そのタイミングに細野が凶器を持って乱入!
彼女のフルスイングにより、ロッカーがひしゃげてしまう惨状に
むしろ喜ばずにはいられないラスカル。
そんないきさつがあったため
試合前の収録からピリピリしたムードのSHIROKAGE。
しかし、DESTRUDOは収録現場には現れず
一足先にリングへと上がり有刺鉄線を巻き付けていく!
こうして、これからタイトルマッチを行うとは思えないような
危険極まりないリングがここに完成。
しかし、いつまでもやりたい放題させる王者ではありませんでした。
有刺鉄線リングで待ち構えるDESTRUDOの前に現れるSHIROKAGE。
しかし、姿が見えるのはホワイトフェイスのみ。
そんな彼女に注目したその瞬間
背後から忍び寄った細野が森近の額へ凶器による一撃!
結局、この時の怪我も含めて50針の大怪我を負うことになった森近が
最後にはうまいこと分断されて
有刺鉄線を体中に巻かれた状態へ場外へ放り出されて20カウント。
こうして、ラフ殺法相手でも
十分に戦えることを示したSHIROKAGE。
次の挑戦者であるタウゼント・カノーネは
シュバルツが細野やホワイトフェイスのような
正面からやり合わないタイプを苦手としているため
千鶴が勝負の鍵を握るだろうと思われていました。
そんな下馬評を真っ向から否定するSHIROKAGEでしたが
背後に回ろうとしたホワイトフェイスの動きを察知した千鶴が
ホワイトフェイスを羽交い締めに。
そこへ飛び込んでくるシュバルツの膝!!
その威力は、羽交い締めにしていた千鶴にまでダメージが通るほど。
つまり、ホワイトフェイスにはそれ以上の大ダメージが。
そんなホワイトフェイスの姿を見て
棒立ち状態に成ってしまった細野もタウゼント・カノーネの餌食に。
結局、「千鶴の見取り」が勝敗を分けたのでした。
これにより、SHIROKAGEが3回防衛したら
ライオットと雌雄を決する計画は途中で断念することになりましたが
タッグ解散はせずに、次の機会を狙うことに。
そして、この流れでの書き方をすると仲間はずれ感が否めませんが
ローズ・ロゼには星空こがね、パペット夢原の「妖星」が対戦を希望。
この頃は既に、女帝直下が解散した後なので
ローズ・ロゼはチーム星屑とよく一緒に練習していたのですが
それ故に、此度の一連の流れを姫小路の側で
いち早く知ることが出来たこがねが即行動に移したわけで。
しかし、結果はローズ・ロゼの勝利。
こがねが「気持ちよく負かされた」というくらいの内容でしたが
姫小路はこがねを潰しきれなくて不満だったとか?w
ともあれ、これでベルトへの挑戦まであと1勝。
そこに名乗りを上げてきたのが
ヤングドラゴン杯で優勝した稲荷ひめり。
ご褒美タッグのパートナーとして
師匠である一ノ瀬栞を選んで「酔弧譚」を結成し
ローズ・ロゼに挑戦状を叩きつけました。
(※一ノ瀬によって多少脚色されてますが)
やるからには勝利を、と
酔弧譚は榎下を狙う作戦に出たのですが
タッグとしては一日の長があるローズ・ロゼが
連携面で上回り酔弧譚を返り討ちに。
これで、条件の2勝を満たしたローズ・ロゼですが
ベルトは既にタウゼント・カノーネのものに。
しかし、SHIROKAGEが計画していた内容は
そのままタウゼント・カノーネが引き継ぐ事となったため
次はタウゼント・カノーネとのタイトルマッチになりました。
これまで、大一番では姫小路に勝った事がないというシュバルツでしたが
長い均衡の末、終盤ついにタウゼント・カノーネの破壊力が
ローズ・ロゼを直撃!
壁役に指名されたチームでは唯一、
タイトルマッチにまでこぎつけたローズ・ロゼでしたが
あと一歩及ばずここで撃沈。
これで、残すはライオットとの最終決戦。
シュバルツは、かつてシングルベルトを奪われたソニックへのリベンジに
千鶴はメアリとの同期対決に闘志を燃やします。
ただ、ライオット側からすれば
本来ならSHIROKAGEとやるはずだったので
多少肩すかし感は否めないところ?
とはいえ、ソニックはシュバルツの実力を理解しているし
メアリも当然千鶴の実力は理解しているので
軽んじることが出来るような相手出ないことは百も承知。
そんな両チームの激突は
中盤以降ノンストップのフル稼働。
普段は相手の攻撃を受け流すことが多い千鶴も
ソニックと掌底合戦をするほどの白熱っぷり。
もっとも
その時、ソニックからアッパー掌底でも喰らったのか
車田飛びして顔面から落ちてたというから
千鶴のダメージはいかばかりだったか・・・。
そこへライオンカッター叩き込んだメアリはマジ鬼畜w
それでも、勝負はタウゼント・カノーネが勝利。
というわけで、SHIROKAGEの提案から始まった今回のタッグ戦線は
タウゼント・カノーネが新たな王者として君臨することで幕を閉じ
ここからは試合前に語っていた通り
タウゼント・カノーネ第二章の幕が開くこととなります。