タッグ王座への挑戦権を得るために
タウゼント・カノーネがターゲットに選んだのはベノムナイト。
ベノムナイトには他にも挑戦希望が来ていたようですが
最終的には先着順でいいんじゃね？という結論となり
真っ先に名乗りを上げたタウゼント・カノーネの挑戦を受けることに。
ただし、菊池達が挑戦を受けたのは
あくまでもシュバルツからの挑戦であって
シュバルツ、千鶴の「タウゼント・カノーネ」ではないのだと念押し。
実際、千鶴には実績が何も無くキャリアもまだ浅いため
最初はそれを理由に断ろうと思っていたくらい。
それならなぜ断らなかったのか？
それは、ベノムナイトと同じくターゲットとなっているタッグチーム
トナーズ、ローズ・ロゼも、その片割れは
個人としての実績はないに等しいから。
それでも、タッグでは
チャンピオンに認められるだけの実力を示しているため
千鶴にもそういった期待を込めて挑戦を受けたのだとか。
とはいうものの、そこまでいわれて面白いはずがありません。
実際、自分が選んだパートナーを軽く見るなんてと
あの場で暴れ出そうかという気持ちはやはりあったようで。
しかし、貶されている本人が我慢しているのに
自分だけが暴れても仕方が無いと、グッとこらえたシュバルツ。
もちろん、千鶴だって何も思わなかったわけはないんですが
図星をつかれて逆ギレする人間と思われたくなかったからと
こちらも我慢していたようで。
確かに、菊池クラスから見れば
千鶴は見下されても仕方ないレベルでしょう。
しかし、ソニックナイトが言っていたように
個人としては実績のない榎下や赤城もタッグでは認められていますし
何よりも、千鶴の身近に菊池達を見かえした選手がいるじゃないですか。
そう、千鶴の同期であるメアリです。
試合前には、ひよっこだとか
経験を積ませてやるとか
油断しなければ負けないとか
言いたい放題言われてましたが、
そんな菊池達を見事に見かえしてのベルト奪取！
同期のメアリがそれを実践しているだけに、千鶴が燃えないわけがありません。
そして、自分を信じてくれたシュバルツのためにもと
対ベノムナイト戦では死力を尽くすことを誓う千鶴。
散々見下されたこの鬱憤、見事晴らすことが出来るのでしょうか？
