「RISING MEMORIAL」5試合目、
東女興行のメインはKOM選手権試合。
王者、フリーザー片倉に挑むのは・・・
なんと多摩女のスペシャル小原!
最年長レスラーの挑戦、果たして?!
小原さんが東女のリングに上がるのは今回が3度目。
しかし、1度目はダークマッチ、
2度目はスペシャルワンマッチだったため
煽りV自体が初めてなんですよね。
そこでまずは自己紹介から始まったんですが
一度は東女を辞めた自分が、
よもやこの年になってその東女の興行でメインをはることになろうとは
夢にも思わなかったでしょうね。
東女時代には、地方ですらシングルのメインは一度も無かったというのだから
人生どうなるか本当にわからないもの。
そんな小原さんが静かに語ります。
「最後に勝つのは、生き残り続けた人間なんじゃねぇか」
と。
他のレスラーが同じ事を言っても、説得力はないのかもしれません。
現役レスラー最年長の小原さんだからこそ、言える言葉なんじゃないでしょうか。
そして最後はビシッと気合いを入れたコメントで締め。
いつもより一段とスペシャルな戦いに期待!
そして、片倉は小原さんとは違った意味で緊張。
なんといっても、相手は東女出身の最古参。
しかも、東女にいた頃よりも断然強くなっているというのだから
意識するなというのが無理な話でしょう。
しかし、最も筋肉の似合うレスラーが巻くベルト、それがKOM。
キャリアなんて関係ない。
若いなんて言い訳にならない。
「今の筋肉の王は私だっ!」
そう言わんばかりに熱い感情をぶつけていく王者、片倉。
コメンテーターは、かつて小原さんと一悶着あったという一ノ瀬なんですが
何やら心中複雑な様子?
まず、小原さんにはかつてのヤンチャで迷惑かけたこともあるし
何より最年長レスラーとして頑張って欲しいという想いが。
一方、片倉は片倉で
今度の「最強決定戦」に出場する選手の中では一番下なので
上を喰ってやるという意地を見せて欲しいし
何よりも団体の看板を背負っているのだから応援せざるを得ないと。
まあ、分析についてはKOMでは野暮ってことで
これ以上の事は語られなかったわけですが
そんな両者の戦いは予想以上に白熱したものとなりました。
序盤~中盤にかけては小原さんが優勢ではあったものの
PFごとで見るとそのどこもが接戦。
案の定、後半に入ると一気にひっくり返って片倉優勢にはなりますが
PFごとではやはり接戦変わらず。
そう、この試合は6-1でリードなんて状況でも
全く安心できない展開が本当に終盤まで続いたのです。
最終的にはPFごとの星数では3-2で小原さん、というところで落ち着きましたが
問題はトータルpt。その結果は・・・
小原さん、勝利!
これまでも、終盤まで競った試合というのはもちろんありましたが
すべてのPFで長いこと接戦を繰り広げた試合というのは
そうそうなかったのではないでしょうか。
片倉も、負けて残念ではありますが
決してその評価を下げた内容では無かったと思います。
いや、むしろ評価は上がったのでは?
そして、新王者の小原さん。
見事、多摩女にベルトを持ち帰ることに成功!
これには、客席から見ていたであろうメイちゃんも大興奮だったのでは?
KOM王者になったことで、また東女のリングに上がる機会ができましたし
多摩女の経営面的なことからしても喜ばしい事なのではないでしょうか。