地獄少女 宵伽 第4話「わたしを深く埋めて」
地元の街では
「あそこは一度入ると生きては出てこれない姥捨て山」
と言われている上に、虐待まで行われているという
老人ホームでの話。
そこに介護士として務める柴田つぐみ。
小さい頃から閻魔あいとリンクすることのあった彼女は
その場に居合わせずして
老人が地獄通信にアクセスしてる映像を見てしまう。
地獄通信にアクセスした老人は
家族に心配かけたくないからと虐待の話をうち明けず、
孫娘へのメールにも
「私は元気よ
ここはとてもいいところ」
と心配させない内容を返し
ここで一人で最期を迎えると決意している様子。
それでも、職員による虐待は許すことは出来ず
どうやったら懲らしめられるかずっと考えて、
その結果、噂から地獄通信にたどり着いたと。
とはいえ、人生の最後に人を呪っていいものか迷い、
なかなか糸を引けない老人。
そうこうしている内に認知症が発症して
前日まで親しくしていた輪入道の事もわからなくなる。
しかしこれで、地獄送りの事も忘れてしまったのなら
彼女にとっては良かった事なのかもしれない。
そんなある日、老人ホームにマスコミの取材が。
この機とばかりに虐待について見習い職員が告発するも
館長にうまいこと誤魔化されてしまう。
しかし、これまでの虐待について老人が全て記録していた事を知り、
その証拠を隠滅しようとする館長。
「入居希望者がいっぱいいるんだから。さっさとくたばりな!」
と、老人に酷い言葉を浴びせかける館長ですが
結局証拠は見つけられず。
ただ、その老人の車椅子には
つぐみが取り付けたICレコーダーが・・・。
館長達が部屋を立ち去った後、突然正気に戻った老人。
すべてを思い出したのか、ここで糸を引いてしまいます。
「最後に人を呪った私の亡骸はどうか深く埋めてね」と言いながら。
これによって館長が地獄送りに。
ガイコツ達による強制的な介護の後、
折り紙にされて風船を折られた挙げ句に
きくりがパァン!と・・・。
この後、館長が行方不明になった老人ホームが
どうなったのかは作中では分かりませんが
老人が書き記していた証拠については
本人が桜の木の下に埋めてしまったので
犬が掘り返したりでもしない限りはおそらく出てこないでしょう。
ただし、つぐみが取り付けておいたIDレコーダーが
虐待現場の音声をしっかり録音していますからね。
「行方不明中の館長、実は虐待を繰り返していた!」
みたいな感じでマスコミが取り上げる事になり、
そんな老人ホームの行く末は・・・。
そう考えれば、第3話と比べればまだ救いはあったのかな・・・と。
あと、つぐみさん皆勤賞おめでとうございますw