なろう、ダイジェスト化禁止令発布
「小説家になろう」サイトがこのたび、運営方針変更ということで
9/1からダイジェスト版掲載が禁止される事となりました。
まあ・・・ぶっちゃけた話アルファポリス対策ですよね。
他の出版社からの書籍化では
ダイジェスト化を義務づけられているところとか覚えないので。
あれは今では削除されてなろうでは読めないですけど
電撃での書籍化はあまり例がないですし考えなくていいかと。
で、問題はアルファポリスから書籍化している作品。
私も買っている作品でいうと
「月が導く異世界道中」 とかもろ引っかかりますね。
既にアルファポリスで書籍化していて、
その部分をダイジェスト化している作品は
何らかの対応を迫られているわけですが
ダイジェスト化が許されない以上、
なろうからは作品丸ごと削除するしかないんですよね。
そして、ダイジェスト化がOKなところに引っ越しするのが
一番無難な対策なんだろうとは思うんですが・・・
実際、引っ越しとなると読者にもかなり影響出ますからね。
「どこに引っ越しても必ずチェックします!」
っていう熱狂的な読者は問題ないでしょうけど
そんな読者ばかりではありません。
更新状況をなろうのブックマークで一括管理出来ているから読んでるけど、
それが出来なくなったら忘れてしまう読者だって少なからずいるはず。
それを作者さんが納得できるかは・・・
作者でない私には判断できません。
今回の件について、アルファポリスからも回答が出ているんですが
>お金を払って買っていただく著作物を無料で誰もがいつでも読めるのは、
>ストレートな言葉で言えば「まずいだろう」
という考えの元、方針は変えない模様。
まあ、音楽CDやDVDの映像なんかをネットに無料で流すのなんかは
まさにその「まずいだろう」というケースで
それはその通りだと思うんですが、
なろうで連載していた作品は元々無料だったわけですよね。
無料だったものを本にまとめてお金取るようにしたから
その無料掲載はやめてくださいねっていうのは何というか・・・。
もちろん商売上の話だから、これまでは「しょうがないよね」と
首をかしげつつも受け入れていたわけですが、
今回のようなことになってもあくまでも方針は変えないとなると、
作者の事を考えてくれてはいないのかな、とも思えてしまうわけで。
こうなると今後、なろうで連載している作品で
アルファポリスから書籍化しようと考える作者さんは
目に見えて減っていくかもしれません。
元々、ダイジェスト化があるだけでも避けてる人がいたというのに、
(書籍化報告の際に「ダイジェスト化はありません」と書いているのを結構見かけますし)
「書籍化する際になろうからは削除してくださいね」
とか、さすがに作者さんも嫌なのではないかと。
あ、ちなみに、今回のなろう側の対応自体には私は納得しています。
(いつもなろうの対応に反対してるわけじゃないんです)
ダイジェスト版って結局、
「その部分の詳細を知りたければ本買ってね?」ってことですもんね。
利用規約にて商業利用を禁止している以上、
ダイジェスト禁止というのもある程度の説得力はあると思います。
もちろん、怒りの矛先をアルファポリスではなく
なろうに向ける方もいるでしょう。
出来れば、9/1のタイムリミットが来る前に
なろう、アルファポリス、いずれかが折れてくれるのが
読者としては望ましいのですが・・・
たぶんそのまま平行線なんでしょうねぇ。
【6/4 22:50追記】
重要告知です。作品のダイジェスト化禁止について|あずみ 圭の活動報告
文中で例として挙げていた「月が導く異世界道中」ですが
アルファポリスのサイトに引っ越すこととなったようです。
まあ・・・書籍買ってるんで、最悪本で読めれば問題ないわけですが
アルファポリスのサイトかぁ・・・チェック面倒になるなぁ・・・。
(しかし、該当した作者さんはこのケースが多いようで)