【リングドリーム】「柔道が得意なプロレスラー」と「柔道家がやるプロレス」
いろり、突然の態度豹変。
その訳は・・・?
事の始まりは、羽左間に相談を持ちかけられたこと。
その内容はといえば、もちろん
先日ヤンドラ杯で敗北した牛ノ宮について。
千鶴との試合で、牛ノ宮の力は一切通用せず
ある程度の試合は作ってもらったものの
それはすべて千鶴の掌の上。
これまでエリート街道を突き進んできた牛ノ宮は
機会さえもらえればそれをものに出来る・・・
そう、ののりとの試合後に語っていたんですが
結果はこの通り。
それで牛ノ宮は凹んでいるということなんですが
羽左間達はそんなエリートとは縁遠い
「たたき上げ」の連中ばかり。
壁にぶち当たったエリートをどう扱えば良いのか困り果て、
結局、同じくエリート組であるいろりに助けを求めに来たと。
しかし・・・そんないろりの返答が冒頭のものだったと。
どうしてそこまできつい言い方になったのかといえば
そう、いろり自身もデビュー戦では
空手界の期待を背負っていたにも関わらず
東女内ではトップグループですらないえり子相手に敗北し
「空手日本一」の面目丸つぶれになっています。
でも、いろりにはもうこれしかないと必死に頑張った。
落ち込んでいる余裕なんかなかった。
でも、デビュー戦で「プロレスの洗礼」を受けたからこそ
今の「プロレスラー」薬師寺いろりがあるんだと。
それは、同じ空手出身の菊池も同じで
神崎からの洗礼があったればこそ、今の菊池があるんじゃないかと。
じゃあ、牛ノ宮はどうなのか?
前述の通り、これまで大きな機会に恵まれなかった牛ノ宮。
つまり、逆にいえば大きな挫折もなかったと。
そのため、未だに柔道の技術主体で戦っているのでは?
といういろりの指摘に対し、
柔道は牛ノ宮の武器だから、
その武器を使って戦うのは当たり前だと反論する羽左間。
しかし、そんな羽左間の擁護をいろりがバッサリと切り捨てます。
「柔道が得意なプロレスラーと
柔道家がプロレスをやるのは違う」
と。
今の牛ノ宮は後者なんじゃないの?と。
いろりもかつて、「プロレスラー」になるために日高から
空手の打撃技と相性のいい投げ技を教わったりしてましたしね。
遅ればせながらもプロレスの洗礼を受けた牛ノ宮。
柔道家からプロレスラーとして目覚めることが出来るか
ここがまさに分岐点なのかも?