女神杯二回戦で最も熱い戦いだった菊池と姫小路の試合。
しかしその結果、姫小路は未だ左足を庇った状態で
会社からも様子を見ておけと自宅にて安静中。
その試合ですが、最初は姫小路のペースでした。
前回同様の徹底した腕殺し。
しかし今回は、菊池が場外にエスケープし
セコンドの豪徳寺が「はめろ!」と叫ぶシーンも見られるほど
前回以上の厳しい攻めでした。
菊池はこれで、完全に左腕が使えない状態に。
しかし、その流れを変えたのが
マウントからの顔面への頭突き。
これ一発で、姫小路の動きが止まることに。
腕殺しでペースを掴んでいたところを
一発のローキックで流れを変えられた前回を思い出しますが
よもや顔面への頭突きとは・・・。
咲川が「えぐい試合だった」というのもわかる気がします。
結局、それで流れを持って行かれた姫小路、
後半は足に集中砲火を受けた末に片足だけに近い状態となり
それでも諦めず菊池に張り付いていきました。
実際、チャンスは何度かあっただけに
負けたとはいえ、姫小路の凄さも十分に伝わった試合だったのですが
当の本人は、今回の敗北でかなり落ち込んでいる様子。
榎下の励ましすら届かないのだから
その落ち込みっぷりは相当なものなのでしょう。
それを、シュバルツは放っておけばいいと言うのですが
咲川が、今の姫小路の心情を代弁してくれます。
タッグでもシングルでも、好勝負と呼ばれる試合に限って
勝てないことにプレッシャーを感じ
コンプレックスすら抱いていたこと。
周りがどう評価しようと、「善戦止まり」なのを気にしていたこと。
同じ「始まりの女帝直下」だったヴァンプが結果を出し、
後輩であるシュバルツが先に無差別級王者になった事に焦りを感じていたこと。
それもこれも、菊池に勝てば全て覆せるはずだった。
だから今回は、試合内容よりも白星が是が非でも欲しかった。
しかし・・・結果はこのざま。
自分が納得出来るかどうかという問題なので
榎下が何を言っても無駄なのか?というと
その言葉から納得に至る可能性もあると
榎下を優しく諭します。
が、「励ますならうまく励まさなきゃ」と言わると・・・
榎下さん口下手ですからねぇ。
そこでシュバルツがまた
励ます自信が無ければほっときゃいいとか
あんまり色々言ってると鬱陶しく思われるとか
榎下の心ををえぐってくるんですが、
結局シュバルツが言いたいのは
姫小路はそんな弱くないということ。
そのうち、前以上になって復活するから
心配しすぎる必要はないと。
前回だって、人知れず涙を流すシーンもあったけれど
そこから立ち直ったわけですからね。
とはいえ今回は、タッグベルトへの挑戦が既に決まっている事もあるので
少しでも早い復活を願いたいところです。
っていうか、これでタッグでまた惜敗だったりすると本当にヤバイですけど(^^;;