地獄少女 宵伽 第6話「あやおり」

生前の罪を償うために地獄少女になることを迫られるみちる。

彼女はそれを拒絶するも、あるカップルの映像を見せられます。

それは幸せそうなカップル・・・かと思いきや

地獄通信に毎晩「もうすぐ」とだけ打ち込んで送信しない女。

そして、胸に地獄流しの刻印のある男。 

 

女は、父に暴行を加え意識不明の重体へと追い込んだ

犯人の真相を追って男に近づいただけで

彼のことはなんとも思っていない・・・はずだった。

 

そんな彼からプロポーズされて迷う女。

結局、近づいた目的を正直に話し

男も事件の真相をうち明ける。

しかしそれは、道ですれ違った際に

軽くぶつかったことがきっかけの、

酔った勢いでの暴行というやられた側としては理不尽極まりないもの。

犯行に及んだ2人の内1人は、交通事故で既に亡くなっているとのことで

残った犯人はあと1人。

「もうすぐ」この恨みは晴らされる・・・

 

犯人がわかった女は、地獄通信で地獄送りにしようとする。

しかしそれを、「お前にまで地獄に落ちて欲しくないんだ」と止める男。

既に交通事故で死んだといわれている犯人の1人は

実は男が地獄通信を使って地獄に流していた。

同じ会社に務めていた妹が、

その相手に性的暴行を受けた末に自殺をした恨みによって。

 

男は、「法で裁こう」と真実を告げるために警察に出頭。

しかし女は・・・地獄通信に犯人の名前を書き込んでしまう。

そこに現れたのは、閻魔あいではなくみちるだった。

 

というわけで、宵伽の実質最終話となる今回は

みちるの地獄少女としての初仕事。

犯人が暴行した相手と同じ出前の格好で、

自分自身に暴行を受け
同じようにおかもち(ただしトゲトゲ付き)で

殴打された末に流されるという内容。

 

こうして、恨みの相手を地獄流しにしてめでたしめでたし・・・

と思いきや、意識不明の父にすべてが終わったことを告げ

 

「おやすみ・・・」

 

と、人工呼吸器の電源を・・・

 

このシーンは、自分の父とダブってしまって思わず涙が。

 

その後、みちるのところに現れる 風間理史。

5話での交通事故で助かった子供ですが

どうやら自分の名前を地獄通信に打ち込んだらしい。

両親の辛い姿を見ていられず

「僕がいなくなれば楽になるから」

と。
しかし、自分で自分を流すことは出来ないため

みちるが彼を諭します。

「お父さんとお母さんのために笑えるようになりなさい」

「笑顔は人を幸せにする」

そして・・・

「天国で会いましょう」と

 

みちるが天国に行ける日が来るのかはわかりませんが

これからも地獄少女として、罪を償っていくのでしょう。

 

 

前話