キン肉マンVSネメシス(キン肉マン57巻、58巻)

キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)

キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)

 
キン肉マン 58 (ジャンプコミックス)

キン肉マン 58 (ジャンプコミックス)

 

 いよいよ、始まるキン肉マンVSネメシスの戦い。

その戦いの舞台は・・・甲子園球場

かつて、超人オリンピックをここで行ったことがありました。

その時は、不人気超人ばかりこちらのブロックに集まっていたため

試合中のラッキーゾーンで行うという酷い環境だったわけですが

今回は球場のど真ん中!

しかも、ラッキーゾーンは立ち見席として解放。

っていうか、この世界ではまだラッキーゾーンあるのね(^^;;

 

そんな、昔とは大違いの環境で試合をすることになったわけですが

相変わらずの「弱気の虫」が顔を出します。

まあ、試合前に逃げだそうとするのは

何も今に始まったことじゃないのでいいんですが

(ホントは良くないけどw)

今回のはかなり重症で、

ウォーズマンに勝ったのも、ネプチューンマンに勝ったのも

すべてまぐれだと本人を目の前にして言う有様。

さすがにこれは見ていられないというか、

ここまで落とす必要があったのか?と思ったくらいで

ぶっちゃけた話、この巻は読み飛ばしてもいいと思うくらい

この時のやりとりには幻滅しました。

 

それでも最後にはネプチューンマンの説得(物理)に応じて

戦いへと挑むことになるわけですが

その戦いも終始苦しめられることに・・・。

 

一方的にネメシスに攻め込まれるキン肉マン

肉のカーテンから活路を見いだそうとするも

ネメシスにも肉のカーテンを使われ

超人絞殺刑も通用せず、

バックドロップは鉄柱へのバックドロップで、

筋肉バスターはペルフェクシオンバスターで返される始末。

 

これによりキン肉マンは意識を失うも

ネメシスはダウン状態のキン肉マンを無理矢理立たせて試合続行。

そこで語られる、筋肉真弓(と委員長)とネメシスの過去。

その話がきっかけでふっきれたキン肉マン

セコンドの助けもあってここからようやく反撃に。

ネメシスドライバーを回転する事でバランスを崩させ

(いや、もっと簡単に崩れそうな気もするけどw)

筋肉ドライバーで応戦。

 

しかし、ネメシス側もピークア・ブーの助言という思わぬ助けから、

キン肉マン風林火山を返してからのバトルシップ・シンク!

だがこれでも決まらない!

そして次にネメシスが出した技は当然マッスル・スパーク・・・ではなく、

シルバーマンの奥義であるアロガント・スパーク!

ただこれは、技の掛け手にも大きくダメージが跳ね返る諸刃の剣。

これにより、キン肉マン以上にダメージを負ったネメシス。

結局最後はマッスル・スパークにて沈む事に・・・。

 

「慢心せずして何が完璧超人か!」

こういうことでよろしいかw

 

まあ・・・アロガント・スパーク出す必要はなかったよねとは正直思う。

一応、マッスル・スパークは正義超人の技だから、とは言ってたし

そのこだわりがいいのかもしれないけど

ペルフェクシオンバスターで決まっていたのを無理矢理立たせたのは

慢心といわれてもしょうがないんじゃないですかね(^^;;

試合前にキン肉マンが自分を全否定し出したりとか

この戦いについてはこう・・・モヤッとした気持ちで一杯というか。

出来ればこのモヤッと感を次の試合で吹き飛ばして欲しいところです。