かつて、凶獣を抜ける際に同じやりとりをした野々村と豪徳寺。
しばらくは日本にいる野々村としては
この件を清算しておきたいと、このような行動に出たわけですが
世話をかけたと申し訳なく思っているけれど
「レスラー」ではそれくらい、と言い切ってしまう野々村を
豪徳寺がよく思うはずがなく・・・。
ようは自分がスッキリしたいだけじゃねえかと
バッサリ切り捨てる豪徳寺。
一般社会でも、加害者が被害者に対して後日
「謝らせて欲しい」なんて申し出る話とかありますけど
まさにそんな感じですよね。
とはいえ・・・
「殴る価値がない」と以前言ったことは撤回する、というまさかのお言葉。
野々村の人間性を認める事は今でも出来ないけれど
プロレスラー、マーズ野々村は認めなきゃならない。
自分を取り巻く環境をわかっていながらも堂々と帰国し
ヤジが飛び交う試合とはいえ、最も盛り上がったメインで結果を残した。
「勝てば官軍」のこの世界できっちり自らの力を示したのだから
それは認められなきゃならないんだと。
とはいえ、「殴る価値がない」のを撤回するからといって殴りたいわけじゃない。
仲間を裏切る奴は嫌いだと、
今後もリング外で交わるつもりはないと言い切る豪徳寺。
そんな豪徳寺を、結構好きだという野々村。
野々村が好きなのは
自分の足で歩ける人。
自分の考えが第一の人。
自分の中に芯があって、その芯のためなら世界を敵に回せる人。
そういう人間なら、敵味方関わらず大好きだといいます。
たとえば、あかり。
たとえば、こがね。
かつての仲間だった成田も
「芯」があったということで悪くは無かったと。
そしてここで、名前は直接出さなかったものの
ユーリの事を指していると思われる表現が。
普段は仲間と連んでいても、
自分一人になった時にちゃんと動けるならいい。
けど、そうじゃない人もいるでしょ?と。
そんな人間に寄りかかられるのは無理だと拒絶する野々村。
野々村が凶獣に移籍する際に
成田が「悪にはなれない」と拒否した点を「芯があった」と評し、
ユーリが考え無しに野々村について来た点を
「一人では動けない人」と評しているんでしょうね。
ただまあ、そんな野々村の考え方に関しては
豪徳寺の言うように、どっちが正しいか?という話ではないのでしょう。
しかし、豪徳寺は一度仲間と認めた者を見捨てたりは出来ない。
だから、野々村のやり方は正しい正しくない以前に気に入らない。
だから、今後も和解することもないし
ずっと平行線のままなんだろうという結論に・・・
なったはずなのに、再度凶獣入りなんて爆弾をぶっ込んでくる野々村w
もちろんこれは冗談だったんですけど、
それでも本気でそう思っているのなら
「入るなら俺らの流儀に従ってもらう」
「そんときゃ一番下の扱い」
と、入った後の事を離してくれる豪徳寺。
「一度仲間と認めた者を見捨てたりは出来ない」
豪徳寺の中では、今でも野々村にも適用されているのかもしれません。
口では散々ないいようですけどもね(^^;;
ともあれ、これで野々村の元仲間へのスタンスがハッキリしました。
(元々それっぽい事を言ってはいましたけど)
まあ、ハッキリしてないのは兎角くらいですよね。
D&D解散の際にも「忘れられているんじゃないか?」
とか言われていたわけですが・・・w
あと、依存してる人を切り捨てるって意味では
かつて神崎がヴァンプ相手にした件とか
ヴァンプがナイトメアにした件とかもそうだとは思うんですが
違う点は「相手のためを思っての行為か否か」ってことなんでしょうね。
で・・・結局ユーリはどうなったんだろうか?(^^;;