井上さんのお店にやってきた一ノ瀬が
女神杯一回戦をふり返ります。
搦め手が得意な赤井に、ほとんどの技を受け流された片倉。
何よりも驚かされたのは
片倉のフライングニールキックと同じ方向に飛んで
空中で背後から抱きついてのグラウンドコブラ。
これが決め手となってスリーカウント。
第2試合、ブレイブ勇子 VS 滝沢泉。
自分の持ち味を生かした戦いをした勇子。
しかし、滝沢の容赦ないエクスカリバー封じ(腕殺し)。
最後は、脇固めから逃れる勇子があと少しでロープブレイク、
というところを腹固めでフィニッシュ。
ベテランの威厳を見せつけた、まさに貫禄勝ち。
第3試合、姫小路由樹 VS 麗雫。
一ノ瀬の目から見ても、
ここまで一方的になるとは思っていなかったまさかの展開。
意気込みが空回りしていたという麗に対し
蜘蛛が獲物を搦め捕っていくかのように
ジワジワとなぶり殺しにする姫小路。
最後は、弱っていく麗を楽しそうに観察した末の三角締め。
第4試合、友野なるみ VS 一箭遙。
前の試合とはうってかわって清々しさが際だった試合。
握手からのゴング。
ロープに押し込んでのブレイク。
一つ一つの技を丁寧に。
相手の技は真っ向から受ける。
倒れたら立ち上がるまで待つ。
まさに、クリーンファイトの典型ともいれる内容だったんですが
「井上さん、なんで友野を凶獣に入れたの?」
には苦笑いするしかw
最後は、高身長の友野ならではの
美しい垂直落下式裏投げ。
第5試合、ディアナ・ライアル VS ルシフェル美香。
さながら、戦闘機同士の戦いを見ているかのような空中戦。
煽りVでの宣言通り、
ダブルスピンムーンサルトとルシファー・クライの打ち合いになったものの
今回上を行ったのはルシフェル。
最近は客を意識したアピールも様になってきて
ルシファー・クライを出す前にわざわざ
「私のオリジナル必殺技!」と煽っていくように。
滝沢、ディアナとベテラン勢を立て続けに喰った今、
もはやルシフェルを格下扱いするすることはできないでしょう。
第6試合、プロミネンス加藤 VS 円陣光子。
一ノ瀬に「パワーファイター殺し」と言わせた通り、
ボディスラムを前方前回り受け身をとる円陣。
ラリアットを後方ブリッジ回転でかわしまくる円陣。
(なお表情はテンパっていた模様)
最後も、地獄車のようにぐるぐる回っての丸め込みという
まさに回転特化。
その回転が、小柄な紅蓮相手にも通用するのかが二回戦の見どころ。
第7試合、アントラー山口 VS あかり。
力対技、鈍器対刃物とでもいうべき戦い。
山口の断崖式パワーボムや
あかりの入場ゲートからのトペ・コンヒーロで沸く観客。
あとはあかりの「さいたまのみんなー」というかけ声で
一斉に吹き出すシャボン玉とか。
(なお、ファンが自主的に行っているらしい・・・)
最後は、お互いロープに走ってからの
ラリアットとマジカルニーの打ち合い。
これをあかりが制して二回戦進出。
第8試合、マーズ野々村 VS スペシャル小原。
観客同士もヒートアップして乱闘まで起きた試合。
(ツイッターやらなんやらの荒れっぷりを表現したんだろうなぁ・・・)
最初は、小原のクラシカルな試合を
野々村がコントロールする形だったのが、次第に制御が困難に。
コントロールされたままで終わってたまるかという小原の意地。
野々村も、「好勝負を作る」などという余裕はなくなり
本気と本気のぶつかり合いに。
最後は、小原が「凄い投げ」を出そうとしたところを
野々村が一瞬の切り返しで逆さ押さえ込み。
といった感じの一回戦でした。
メインイベントを見て分かるように
良くも悪くも盛り上がったのは確かでしょう。
ただ、一ノ瀬さんも言っているように
「興行も長かったから、お客さんも結構消耗した」
というのも確かなので、
同じだけの長さになる二回戦もそこは心配だと。
しかも今度は、メイと潤井のデビュー戦もあるっぽいですしね。
東女の「熱い」夏はまだまだ続きそうです。