【魔法科高校の劣等生】いっそ九校戦やらない方が平和なのでは【キグナスの乙女たち】

魔法科高校の劣等生」のスピンオフ作品「キグナスの乙女たち」も

気がつけばもう4冊目。

 

Q:今まで取り上げてなかったのになぜこのタイミングで?

A:九校戦だったので

 

魔法科高校の劣等生」のシリーズを通して

九校戦はやはり盛り上がらずにはいられない一大イベントということで

今回取り上げようと思ったわけですが

そんな盛り上がるイベントの裏で

必ず何かが起こるのもまた九校戦だったりします。

 

「九校戦は毎年何かしら起こっているわ」

 

なんて、今巻でも言われてるくらいですしね。

実際、これまでの九校戦をふり返ってみると・・・

 

2095年度、どこが優勝するかをマフィア達の賭けの対象にされてしまい

優勝候補である第一高校はバスを事故らされそうになるわ

CADに細工されるわで散々な目に。

中には、その時のトラウマから魔法が使えなくなってしまう生徒も・・・。

 

2096年度、新種目「スティープルチェースクロスカントリー」を

パラサイドールの実験場にされる。

というか、そもそもこの新種目自体が

パラサイドールの性能テストを行うため

九島家がごり押ししたわけで。

まあ、結果は達也1人に全滅させられたわけですが。

 

そして今回の2099年度。

四葉一強の現状を快く思わないお偉いさんが

十師族に代わる魔法師部隊を組織しようとして

九校戦を青田刈り会場として利用します。

もっとも、九校戦の成績によって就職が有利になるということは

当然これまでもあったのでしょうが

今回はそれがかなりあからさまで

特に、百家で九校戦に出る子がいる家では

親からのプレッシャーがハンパなかったとか。

中には、そのプレッシャーに耐えきれず体調を崩してしまう子も。

 

まあ、今回に関しては悪巧みの前段階といった感じなので

前2例と比べるとスケールダウンしている感はありますが

後々どうなるかはわかりませんしね。

ただ、ヒロインの1人である遠上茉莉花

今回のターゲットに挙げられてしまうのですが

色々あって、その彼女に目を付けた人物は失脚させられることに。

ザマァ。

 

ちなみに、本編3年目となる2097年度は

大亜連合軍基地が武装ゲリラに襲われた事件で

アクティブ・エアー・マインの魔法が用いられたことから

そんな危険な魔法を拡散するような大会はやめるべきという

世論の反発の声が高まったことから中止になっています。

 

ただね、ここまで毎度毎度裏で利用されまくるのであれば

2097年度の世論に賛同するわけでは無いけれど

いっそ九校戦を開催しない方が

平和になるんじゃないだろうかとすら思えてしまうくらい。

 

もちろん、本気で九校戦やめて欲しいとか思ってるわけじゃないですけどね。