今回は、2017年にナイトメアから離脱した
マミ・マミーとキョンシーYuiの「アンデット・パッケージ」について
振り返りたいと思います。
この頃は、ヴァンプが雪女に勝利して頂点に返り咲き
FWWW再編を考えていた時期なのですが
ナイトメアに愛着がある雪女としては頷けるはずもなく
当然その考えには反対します。
ヴァンプとしても、雪女がそう答えるだろうと予想出来ていたようですが
自分の意思で動こうとしているメンバーがもしいるのなら
そんな彼女達の意思は尊重してあげて欲しいと言うヴァンプ。
その実際に行動に出たのが、マミーとYuiだったわけです。
そして、2人はナイトメアから正式に離脱。
ちなみにその際、他のメンバーにも何人か声をかけていたようで
赤鬼のようにどちらにつくか悩んだ人もいたようなのですが
最終的には、雪女から「残って欲しい」と懇願されたことで
自分が必要とされていると実感。
その結果、全員がナイトメアに残るという選択を取ったため
袂を分かつのはマミーとYuiだけということに。
そんなわけで、2人だけで行動することになったアンデット・パッケージ。
そんな彼女らがまず最初に行おうとしたのが「実績作り」。
雪女に勝利して新たな王者になったヴァンプが
未だ防衛戦を行っていないところにつけ込んで
あわよくばその防衛戦の相手に・・・とたくらんだのですが
ヴァンプからは「顔じゃないわ」と一蹴。
しかし、チャンスくらいは与えてもということで
王座挑戦への関門として、勇子との試合がセッティングされます。
2人がナイトメアを離れた理由については
・ナイトメアが雪女の重しになりかねない
・ナイトメアがまとまっているからこそ、そこで安穏と過ごすのはどうなのか?
みたいな事を選手間では語っていましたが
公の場で語られた理由は
今のFWWWは各勢力が大きすぎるためにうまく動けていない。
それゆえに、最少人数でFWWWをかき回していく、というものでした。
確かに、Yuiの言うことはわからなくもないのですが
レスラーにとっては試合の結果が全て。
そんな彼女の言い分は
勇子の圧倒的な力によってはね除けられてしまいます。
しかし意外にも、Yuiの言い分によってレジスタンスが揺れます。
円陣と岸田に頼りっきりの現状を鑑みて
レジスタンスの今の構図は限界に近いものがあると
分裂をほのめかすような発言まで。
そして、それならばと
そこから何人か確保出来ないかと
仲間を増やせる可能性に期待するのですが・・・
内部抗争という方向に持って行く玉子の機転によって
分裂の危機を回避するレジスタンス。
これにより、またもや人員確保失敗となり
なかなか思うようにことが運ばないアンデット・パッケージ。
そんな彼女らにようやくチャンスが巡ってきます。
タッグ王者「ブレイブゴースト」に挑戦するタッグチームを探していたのですが
ヴァンプと雪女はシングルマッチが控えているためどちらもNG。
円陣、岸田の「光学騎士」は
レジスタンスの内部抗争で既に予定があるためこちらもNG。
その結果、3チームが候補としてあげられたのですが
その中にアンデット・パッケージも選ばれたのです。
この頃には、自分達が空回りしている事を自覚し出すのですが
泣き言を言っても始まらないと
ここではしっかりと結果を出してベルトへの挑戦権をGET。
その勢いでタッグベルトも獲って
返す刀でレジスタンス、ナイトメアにもケンカを売ってやる!
そう意気込んでいたのですが・・・
序盤こそアンデット・パッケージが押したものの
中盤、ブレイブゴーストのペースになってからは為す術無し。
完敗というしかない内容でした。
ここまで、人員確保もままならず
シングル、タッグとも実績作りに失敗しているアンデット・パッケージ。
次の行動として考えたのが
南城檸檬の傭兵として雇われる、というものでした。
言い方を変えると「フロントのイヌ」というやつなのですが
むしろ汚れ役も辞さないというマミーに
堕ちる時は一緒だというYui。
しかし、そんな彼女たちの覚悟とは裏腹に
檸檬の彼女達への評価は思わしいものではなく
この行動も失敗に終わるのかと思われましたが
内部抗争がようやく一段落したレジスタンスが
次のターゲットとして檸檬を候補に入れたことにより
なんだかんだで檸檬の下で使ってもらえそう・・・
そう思った矢先のことでした。
女帝直下の1人として知られる霧島が
FWWWに来るというではないですか。
そんな霧島の対戦相手としてまずはYuiを当てて
あわよくば合流させる事が出来れば・・・
とフロントが目論んでいたところ
そこに笠松が割って入ってきたために
そして、試合の結果は笠松の勝利。
Yuiはまたもや苦渋を味わうことになるのですが
その試合後に霧島が乱入し、FWWWを侵略しに来たと宣言。
更には、負けたばかりのYuiに手を貸せと言い
アンデット・パッケージと共闘することになります。
ただ、ここで困ったのが檸檬。
霧島とアンデット・パッケージの共闘は想定内だったものの
霧島があまりにも「侵略」を強調してしまったがために
フロントでもある檸檬は合流するわけにはいかなくなってしまいました。
そのため、ここからしばらくは
アンデット・パッケージは霧島の下で動くことに。
そして、霧島のFWWW初試合は
お望みの通り笠松が相手をすることとなったのですが
最後まで笠松に勝ち筋が見えないまま霧島が圧勝。
こうなると、レジスタンスとしては
次は岸田を出すしかないわけですが
まずはその周辺を片づけようということで
幻想診察がアンデット・パッケージ退治へと乗り出します。
が、ベルトに繋がる試合では勝ててないものの
それ以外では実のところ勝率の良いアンデット・パッケージ。
今回も幻想診察を寄せ付けずに完勝。
更に霧島も、ナイトメアのNo.2である聖光院に完勝。
レジスタンスとしては円陣が
ナイトメアとしては雪女が引っ張り出された時点で
試合の勝敗関係なく負けたようなものなので
なんとしてもその前に食い止めようと躍起になる両陣営。
とはいえ、ナイトメアは聖光院が敗れた時点で
もう手札がないため、あとはレジスタンスに託すこととなります。
そして、いよいよ岸田が霧島と相対する日が近づいてきたわけですが
円陣も、ほぼ同じタイミングで東女興行にてシュバルツと戦うことに。
そう、奇しくもどちらもレジスタンスVS女帝直下の対決となったのです。
これに勝てば、「FWWWが」ではなく
「レジスタンスが」女帝直下よりも上だと証明出来ると
岸田は張り切るのですが、逆に負けた場合は
苦しい選択を迫られることになるだろうと言う小田藤。
そんな状況の中、行われた両試合でしたが
結果はどちらもレジスタンスが勝利。
これにより、霧島の侵略行為は水際で食い止められた形となり
霧島はこれ以上FWWWにいる理由はなくなったのですが
今後の行動を決める事にします。
Yuiが勝てば、霧島はしばらくFWWWに残り
負ければ、霧島はFWWWを去り
アンデット・パッケージもそれについて行くことに。
そして結果は、Yuiが苦戦しながらも勝利。
これにより、アメリカの団体RLoWに行くつもりだった
霧島の予定はしばし先送りになり
ここから4ヶ月ほど静観することとなります。
しかし、ついに霧島もアメリカで試合することが決まったため
アンデット・パッケージをどうするかが再度問題に。
この時期には、シングルでは雪女が
タッグでは節分☆気分がベルト保持しており
2人がいなくてもナイトメアは十分活躍している状態。
そんなところに戻っても居場所がないのでは?と
ナイトメアに戻るという選択はさすがに躊躇いがち。
そこで腕試しも兼ねて
霧島のアメリカ行きに同行させてもらう事となったのですが
とりあえず、Yuiはアメリカではやって行けそうにない事が判明。
それでも、これ以降何度かアメリカへ行くこととなるのですが
そんな中
「外敵軍をつくって、自分が悪のマネージャーをやりたい」
と言っていたFWWWの樽谷社長が
「社長軍を作るから、行くところがないのならウチに来い」
と、アンデット・パッケージを勧誘。
これでようやく、長い放浪生活?から解放されると喜んだのですが
社長軍として集まったメンバーは
アンデット・パッケージ以外では
レジスタンス分裂危機の際に即離脱したピオーネ鋼皇女のみ。
さすがにこれで、団体を盛り上げられるとは到底思えず
アンデット・パッケージの苦難はまだしばらく続くことに。
思うように事が運ばない社長軍。
そこで、かつて東女の半分を支配していたという理由から
引退した井上に相談。
その結果、社長の権限を誰かに譲っては?という案がもたらされ
社長も乗り気だったのですが
肝心のそれを受けてくれる人物がおらずにこれも頓挫。
しかも、FWWWではこれより少し後に
魔王軍とレジスタンスの抗争が始まる事となってしまい
社長軍についてはしばらく音沙汰無しとなってしまうのですが
ここのところは、日本とアメリカを行き来していた霧島が
社長軍への参戦を明かしたのが2019年9月のこと。
これにより、ようやく光明が見えてきました。
更には、RLoWとFWWWが提携を結んだとかで
出来たばかりのFWWW寮にアリス・リドルが住み込むことに。
これはどう見ても社長軍への参戦。
そして、ついに社長軍のメンバーが一堂に会します。
そこには
以前からFWWWに長期参戦を打診されていたサンデーモーニングの面々も。
ようやく戦力も充実し、あとは事を起こすのみ。
そして、社長軍の存在がついに公に。
最初の顔合わせの時にはいなかったヴァンプやブリュンヒルデ
姫小路、榎下の「ローズ・ロゼ」も加わる事となり
社長軍は一気に大勢力と化し、警戒されることとなります。
そんな中、マミーとYuiもそれぞれ社長軍の一員として
白星を挙げることに成功。
3年もの間、迷走に迷走を重ねたアンデット・パッケージでしたが
ようやく自分達の居場所を見つけたのでした。
これであとは、アンデット・パッケージとして
タッグで結果が出せれば申し分ないんですけどね。