久しぶりに顔を合わせたというシュバルツと麗。
そこでシュバルツが感じたのは
やっぱり最近の麗は大人しすぎるということ。
確かに、数年前のシングル戦線は
菊池か麗、どっちかがベルトを持っている時代がしばらく続くほどに
2人が突出していました。
そんな、上の世代相手と渡り合っている麗を
目標にしていたのだと、当時の心境を語ります。
しかし、そんな麗が今では全く勢いがない状態。
どうしてしまったのか?と思うのも当然でしょう。
それを麗は、モチベーションの差だと言います。
ベテラン選手がピークを過ぎたことで
次第に一線から退いていき、その空いた席に自分が収まる。
そんな、自然の流れに従うのではなく
若い世代みんなで、上の世代を引きずり降ろしたかったのだと、
力尽くで上の世代を打ち壊したかったんだと語る麗。
しかしそれは、2つの理由から気持ちが緩んでしまったのだと。
まず1つは、時間に追いつかれてしまったということ。
麗が初めてベルトを巻いたのは2014年のこと。
つまり、キャリアで言えば8年目だったのですが
今でいえば、むつみや赤城くらいの時に
頂点に立ったことになるわけで
東女のシングル王者としては
異例といえるほどの浅いキャリアだったわけです。
そんな若い世代の王者になったからこそ
時代を変えようと思ったのですが
年が経てば、麗も当然キャリアが上がっていくわけで
次第に、王者でいることがおかしくない年代になってしまいました。
そうなると、麗が勝利するのではなく
より下の世代に麗が倒されるようでないと
時代は変わらない・・・そう気付いた麗は
ソニックに相談した結果、世代闘争という形で
それを実現させようとしました。
そしてそれは、シュバルツが麗に勝利し
ルシフェルまでもが食い込んできたことによって
実現したかのように思えたのですが・・・
そんな流れは、ソニックによって再度元に戻されてしまいます。
実際、次の王者も
ソニックと同世代である滝沢であり
まだまだ下の世代には渡さないという意思を
まざまざと見せつけられたわけです。
そして、それは今現在も継続中なのですが
麗も既にキャリア14年目。
麗が初めて頂点に立った頃の
ソニックや菊池と同じキャリアになってしまったのです。
つまり、今の麗が頂点に立ったとしても
キャリア的にはそれは当たり前であるため
どうすれば当たり前じゃなくすることが出来るのか?
それに頭を悩ませているのだとか。
しかし、シュバルツに言わせれば
それで自分自身の足を引っ張っていたら本末転倒じゃないの、と。
時代とかタイミングとか難しい事を考えず
現役でいる間は常にトップを目指す、
それでいいじゃないのと
麗の悩みをバッサリと一刀両断。
まあ・・・これに関してはシュバルツに同意ですかねー。
ちなみに、もう1つの理由はといえば
察した方も多いと思いますがディスティニーについて。
麗が王者だった頃は、本当に麗のワンマンチームでしたけど
今では他のメンバーも成長したため
1人で頑張らなくてもいいかなと思えるようになったのだとか。
まあ、これが理由でモチベーションが下がっていると言われると
あまり喜ばしいことではないように思えるのですが
その下がったモチベーションの分
タッグへのモチベーションはかなり上がっているようなので
こちらには期待したいところですね。
ただ
しずくるみでは、SHIROKAGEが王者だった時に挑戦失敗してますからね。
王者が変わったことで、再度しずくるみで挑戦権を狙うのか
それとも、パートナー変更も考慮・・・
するだろうか、あの「リーダー大好き」麗がw