珍しく、菊池から伏久に世間話を持ちかけるんですが
伏久からの返答は
「次は誰を殺すの?」
次はって何よ次はってww
実際、伏久が警戒しているようなものは何も無くて
本当に雑談をしたかっただけの様子。
最近の調子はどうだとか
次のセヴンスターは行けそうかとか
あとは・・・
金箔の件とかw
(菊池としても、「常識的に」この話題は外せないらしいw)
ちなみに、金箔については実際に試してみたんだとか。
しかし、貼り付けるのが面倒だし
すぐに破れるという問題もあって
金箔ではなく金粉にしようかという話に。
とはいえ、金ぴかで試合をするのはちょっとアレよねという反応になり
結論としては、正月あたりに
入り口で金ぴかの状態で突っ立っていることになりそうなんだとか。
相変わらず、扱いがいいのか悪いのかよくわかりませんが
この世界で生き残るために足掻いていた頃よりは
ずっとマシだと、現状を受け入れつつある伏久。
そんな伏久の言を特に否定もしない菊池なんですが
あまりの物わかりの良さに
本当に菊池なのかと疑い出す伏久w
こういうことを面と向かって言える辺り
伏久も大概だとは思うんですが
菊池だって結果を出している選手に対しては
相応の扱いをしてますからね。
それはさておき、雑談の続きに戻って
セヴンスターの方はどうなのかというと
伏久がメアリを対戦相手として指名したのは
ヤンドラ杯でのリベンジを果たしたかったがため。
それは見事達成出来たわけなんですが
セヴンスター参加を躊躇していたメアリを指名した結果
参加するか迷っていたもう一人の化け物をも呼び寄せてしまいました。
メアリが元タッグ王者なら
次の対戦相手、千鶴は現タッグ王者ですからね。
ここらの世代では、メアリと千鶴の2人が抜きん出ているので
その2人を倒したとなれば
この世代のトップを名乗っても文句を言われないでしょう。
それだけに、菊池の期待も高まる一方。
伏久が、凶獣の将来を背負うことになるかもしれない
そんな事を言い出すほどに。
そうはいっても、菊池自身が未だ衰えを全く見せないだけに
将来の話を持ち出したのは正直意外だったのですが
これにもちゃんと理由がありました。
その理由が、小早川ぽひがFWWW王者になったこと。
もちろん、東女とFWWWでは選手層の厚さが違いますが
そうはいっても業界No.2の団体での若い王者誕生ですからね。
やはり意識せずにはいられません。
そして、ぽひが「神崎最後の弟子」であること。
これが菊池を考え込ませた一番の理由です。
東女時代のぽひを菊池は知りません。
それは、特に注目に値する選手ではなかったから。
山口は知ってはいたけど
弱すぎるあまり「誰が入団を許可した?」と
責任問題に発展しそうになったという悪い意味で知ってただけ。
しかし、神崎はそんなぽひを
デビューして1年も経たないうちに弟子にしているわけです。
つまり、自分達には人を見る目がなくて
神崎にはそれがあったと認めるのが悔しいのだと。
同じ神崎の弟子でも、ヴァンプやシュバルツあたりが活躍するのなら
世代的にも納得出来るようですが
それがぽひともなると、菊池としても考えざるを得ないのだとか。
しかも、その弟子にした時期が
神崎が最前線から退いた頃だっただけに
上がいなくなったことで活性化に繋がったのではないか?
などと思うように。
菊池自身、井上さんが最前線から退いたことで
自由にやれたこともあり
そんな自身の体験とも重なって考えてしまったわけです。
私らも、そろそろなんじゃって。
そして菊池はある決心をします。
シングルに挑むのは次で最後にすると。
つまり、一箭との挑戦者決定戦が
菊池にとっては最後の機会ということに。
もちろん、そこで挑戦権をGETし
更に王者になった暁には
凶獣の長として出来る限り引っ張っていくつもりのようですが
ベルトを失ったその時点で、一線からは退くとのこと。
金箔の話からこんなシリアスな展開になろうとは思いもしませんでしたが
井上さんの時は、菊池が王者になったから
安心してあとを託したわけですもんね。
しかし、ここで菊池が一線を退いたら一体誰に任せたら・・・。
将来、伏久がその役を担うことになるかもとは言いましたが
それは今すぐの事ではないですからね。
キャリア的には山口なんでしょうけど
彼女は結果らしい結果を残していないだけに
満場一致で受け入れられるかというと微妙なところ。
最悪、本当に凶獣分裂の可能性も?