久しぶりに行われたTWP世界無差別級選手権試合ですが
その決着は17分29秒、胴締めスリーパーから
腕、脚をも極めた複合関節技「因果応報」にて滝沢が見事防衛。
山口自慢のパワーを発揮させないまま勝利しました。
もう少しいいところを見せたかった、と
山口が愚痴をこぼすのはいたしかたないところですが
滝沢からしてみれば
その「少しいいところ」から一気に持って行かれかねない危険性もあったため
結果からは滝沢余裕の勝利と見えてしまいますが
実際はそんな余裕はなかったとのこと。
とはいえ、やられた方からすれば
慰めの言葉にしか聞こえないですもんね。
「今回は私が弱かった」
そう素直に認める山口。
そんな山口に、握手を求める滝沢ですが
そんな彼女の手を即座に弾き、馴れ合いはしないとの意思表示。
しかし、滝沢もそうなるだろうとわかっていたのか思わず苦笑い。
この、2人の距離感がなんとも言えずいいですよね。
ともあれ、こうして無事にベルトを防衛した滝沢。
そんな彼女の元に
麗との対戦許可を求める一箭が。
「組長の邪魔はしたくない」と
タイトルマッチが終わるまで待っていた一箭。
というのも
もしも一箭が負けた場合、
今度は滝沢との対戦を要求されるかも、と危惧したわけです。
それを聞いて一応は納得した滝沢ですが
そんな一箭に対して問いかけます。
「お前は、麗と戦いたいか?」と。
石狩の仇討ちがどうとか
組長に迷惑をかけるかもしれないとか
そういった要因を抜きにして
一箭遙というレスラーが、麗雫と戦いたいのか?と。
一箭の答えは・・・もちろんイエス。
一時代を築いたレスラーの力を味わってみたい、
そう考えるのは当然だと。
それならばと、滝沢はあっさりとGOサインを出します。
皆が滝沢組を大事に思っていてくれることは嬉しいけども
本来の目的は、ただの「レスラーの修練場」なのだから
その滝沢組の存在が行動の足枷になるのは望まない
というのが滝沢の考え。
もちろん、滝沢がそう思っていても
麗が対戦を要求してくる可能性がないわけではありません。
が
滝沢組のナンバー2、ナンバー3を倒したとしても
それがベルトに挑む理由たり得るかというと
さすがにそれだけでは説得力が足りないだろうと。
逆に、一箭が麗に勝利するようであれば
「元王者からの白星」、それはベルトに挑む説得力として
それ相応のものがあると一箭にハッパをかけます。
思い返せば、女神杯での目標に
「滝沢組同士の対決」を掲げていたわけですが
それは残念ながら実現しませんでしたからね。
その滝沢組対決を今度はタイトルマッチで・・・
という思いがあるのかもしれません。
さすがに、一箭はそこまでの考えはなかったようですが
もしも麗に勝てたなら、真剣に考えてみたいとのこと。
同派閥でのタイトルマッチ、見てみたい気はしますけどねー。
ちなみに、これまでのTWP世界無差別級選手権試合をふり返っても
※7連戦形式になって以降のものをリストアップしています
女神杯内で行われた赤井VSソニックがその条件に近いですけど
厳密にはこの時はまだ、赤井はソニックファミリーじゃないですからね。
なので、本当の意味での「同派閥対決」に興味を引かれるところですが
かつての勢いを失っているとはいえ、あの麗ですからね。
一体どうなることやら・・・。