朝っぱらから井上さんのお店でステーキを注文するSHIROKAGEの2人。
タイトルマッチの勝利を祝って・・・のことかと思いきや
令和元年初日は平成31年間のお正月分、
つまり31倍めでたい日だから
昔、井上さんが言っていたように
めでたいときはレスラーなら「血のしたたるステーキ」だと
こうして食べに来たのだとか。
もっとも実際には、「レスラーとして」めでたい日という意味だったようだし
そもそも平成元年は1月8日からだから、
細野の言うお正月は30回しかなかったり・・・
なんていうのはさすがに野暮ですかね(^^ゞ
※正月本来の意味では旧暦1月の別名であり、
改暦後は新暦1月を意味することもあるようですが
文脈からおそらくは、普通に元旦もしくは三が日を指しているものと解釈
井上さんからすれば、
大昔のプロレス漫画から影響を受けただけのくだらない話なので
むしろそんな話をよく覚えてたなというくらいなんですが
そんな些細な話でも、細野にとっては
井上さんから教わった大切な教えの一つ。
そんな教えの中でも特に大事な教えが
技や力で負けるのは仕方が無くても、悪役が「悪さ」で負けたら駄目だと。
それを実践したのが、まさに先日のタイトルマッチだったわけですね。
悪役が会場外で逆に襲撃されるとか、屈辱以外のなにものでもないですもんね。
それで、DESTRUDO以上の「悪さ」を形にしたうちの一つが
背後からの「にーきゅっぱ」での一撃。
これには井上さんも絶妙な力加減だったと絶賛し
細野自身も自画自賛するほど。
全力でフルスイングしたら、ロッカーが大変なことになった新型にーきゅっぱ。
それを森近の額に突き立てたわけですからね。
「殺してしまったんじゃ?」と観客に錯覚させるほどの「悪さ」でありながら
大事には至らないよう、きちんと力を加減したうまさ。
ラスカルのオフィス会話でも見られますが
悪役だからといって、ただ相手を叩き潰せばいいってわけじゃないですからね。
一流のヒールともなれば、そういったうまさも求められるわけで。
ともあれこれで、
技だけでなくラフでも一流であることを見せつけたSHIROKAGE。
次の挑戦者、タウゼント・カノーネがつけいる隙はあるのだろうか?