ヴィーナスカップ一回戦第4試合は、友野なるみ VS 一箭遙。
初代セヴンスター王者と
セヴンスターで初めて満期返上を達成した者。
どちらの元・セヴンスター王者が上なのか?
いきなり、相手を見下した発言なのかというと
そうではありません。
友野の動きにはキレがあり、技の一つ一つが完成されていて美しいと絶賛。
その上で、正面から行けば正面から応えてくれる気持ちのいい相手だと
友野を評価。
それ故の第一声だったわけですが
そんな友野が相手であれば、勝つにせよ負けるにせよ・・・
と発言した後に「負けるにせよ」の方は取り消し、
勝つのは私だと改めて宣言。
姫小路にリベンジするため、
そして滝沢組同士の対決を実現するため、
ここで負けるわけにはいかないと最後に気合いを入れる一箭。
一箭にべた褒めされた友野ですが
凶獣はヒール集団ですw
とはいえ、友野にとって凶器はあくまでもアクセント。
実力で相手を粉砕するレスラーを目指しているので
ここは素直にその賞賛を受けることに。
その上で、一箭の言に同意する友野。
手が合う相手だろうし、気持ちの良い試合が出来るだろう。
間違いなく、技と技、力と力をぶつけ合える相手だと。
だからこそ、負けた時に言い訳が出来ない相手でもあるわけですが。
それを承知の上で、真っ向勝負を受けると、
一箭の技を正面から迎え撃つと宣言します。
コメンテーターはこの試合の勝者と当たる事になっている吉井。
両者とも、搦め手が出来ないレスラーではないため
そういった駆け引きとか探り合いの試合になったら
それはそれで見応えがあったであろうとのことですが
ああ言った以上は、宣言通り
真っ正面からのわかりやすい試合になるだろうと吉井は言います。
打撃なら一箭が、組み技なら友野が有利ではあるけれど
一箭はあの滝沢の元で鍛えられているだけあって組み技の対処はお手の物。
しかしそれは友野も同じで、
凶獣には空手の元世界一と元日本一がいるのだから
これ以上の対打撃の練習相手はそうそういないでしょう。
つまり、互いに長所は異なるが、
その相手の長所に対する抵抗力もそれぞれが持ち合わせた者同士の戦い。
そんな戦いを、自分の時にもお願いしたいという吉井ですが
さすがにこの体格差相手と真っ正面は・・・w
ちなみに、友野について「セヴンスター初代王者」と最初に言いましたが
友野が女神杯への出場権を得たのはセヴンスターではありません。
セヴンスターの場合「防衛していること」が条件となるんですが
友野は初防衛戦でハミングに負けてしまっているので。
なのでそちらではなく
それ以前に麗と戦った、
「TWP無差別級への挑戦」の方で条件を満たしているんですね。
ただまあ、ここ最近出番がなかったこともあって
大一番でのシングルのイメージはあまり良くないような?
一方、一箭の方は言うまでもなく
セヴンスターの防衛で条件を満たしました。
それ以外のシングルをふり返ってみると
なぜか滝沢組対決が多い気もw
しかし、これまで滝沢組のNo.2といえば石狩だったのを
直接対決にて新たなNo.2になったりと
友野とは逆に、シングルは割といいイメージなのが一箭。
そんな両者の戦いですが、真っ正面からの技の応酬はほぼ互角。
それでも、友野優勢の時間帯の方が若干多かったか?
特に中盤は、5-2でしばらく友野のペース。
そこから動きがあったのが試合の2/3を過ぎた頃。
序盤から一箭優勢だったニコだけでなく
ハンゲ、ヤバゲを取り返し、更にはトータルでも逆転して
逆に5-2で一箭リード。
とはいえ、友野がそのまま逃がしてくれるはずもなく
終盤再度捕まってしまいます。
怒濤のスパートをかける友野。
その結果は・・・
ニコ、ハンゲをひっくり返しての6-1友野勝利!
最終的にはあわやワンサイドにも見える結果ですが、
ここまでの試合では最も競った試合でした。
そして、この時点で片倉、一箭が敗北したため
残念ながら滝沢組同士の対決は実現出来なくなりました。
組長には彼女達の分まで頑張ってもらうしか・・・。
逆に、凶獣はシードに南城、菊池。
一回戦ではまだこれからルシフェル、山口と出てきますからね。
友野に続いて二回戦進出を決められるのか?