ヴィーナスカップ一回戦第3試合は、 姫小路由樹 VS 麗雫。
今回のトーナメントの中では最も過酷なのでは?
といわれるこのブロック。
今回勝利して、菊池とぶつかるのは果たしてどちらか?
麗にとっては仕切り直しとなるこの一戦。
本来であれば、元王者の麗はシード権が与えられてもおかしくないのですが
ここ最近の戦績がタイトルマッチ2連敗という有様であるため
ほとんど敗者復活のような扱いでの参戦に。
そういった意味で、今の自分を「マイナス」という麗の言葉も
あながち間違いではないのでしょう。
しかし、そんな逆境も乗り越えた時に自信になるからと
むしろ逆境をすすんで受け入れるようなそぶりも。
そして、今回の相手は姫小路。
世代抗争中には実現しなかったこの対戦ですが
麗の復活を見定めるには相応しい相手だと評します。
麗の「時」がこの試合から再び動き出すのか
それとも未だ止まったままとなってしまうのか
今・・・審判の「時は来た」。
今回は、女神杯である事を抜きにしても
どうしても勝ちたい、そう強調する姫小路。
というのも、実力的には十二分なものを持っている姫小路ですが
ここぞという大事な試合に限って落としてしまうことが
これまで何度となくあったわけで。
麗への挑戦権を賭けたヴァンプとの戦い
シングル王座初挑戦となった菊池との戦い
世代抗争を終わらせるはずだったディアナとの戦い
これらの大一番、ことごとく姫小路は負けています。
もちろん
女帝直下筆頭の座を賭けたシュバルツとの戦いのように
勝利したものもありはしますが
「大一番に弱い」というイメージは否定できない現状。
とはいえ、その負けた相手が相手だっただけに
負けても仕方が無いと言えなくもないんですが
負けても「仕方ない」で済ましているうちは
今の位置から進むことは出来ない。
それでは、師である神崎はおろか
「始まりの女帝直下」として競い合ったヴァンプにも届かない。
だから今日、姫小路は「時代を作った一人」麗を倒し
今の立ち位置から一歩踏み出すことを決意します。
運命の門番を糧とした、大きな一歩を
コメンテーターは、このブロックのシード選手である菊池。
どちらが勝っても激戦は必至と思われますが
菊池が意識するのはやはり麗。
両者の対決は、3度目のタイトルマッチで一応の決着がつきました。
もちろん、両者がトップレスラーとして活躍する以上
いずれまたぶつかる機会はあるでしょうけど
それはすぐの事ではないし、自分から絡みにいこうとも思ってなかった菊池。
ところが組み合わせ抽選の結果、麗が1回勝てば菊池とぶつかることに。
これは確かに運命を信じそうになりますね。
しかし、そんなに麗ばかり意識されては
姫小路としては当然良くは思いません。
そんな、姫小路の不満を承知の上で
実力で私の目を向けさせてみせろと。
そうしたら全力を持って歓迎してやるからと煽ってきます。
そんな菊池の煽りで火が付いたのか
試合はまさかの姫小路ワンサイド。
ひたすら7-0が続く展開となります。
ニコが2倍近くの差、
更にはゲソてんに至っては約5倍ものpt差となり
あとは麗がどれだけ意地を見せられるか?という状況に。
そんな中、ヤバゲ麗勢が大奮闘。
ラスト3,4時間くらいで1000万近くの差を土壇場でひっくり返します。
そして、mixiもあとに続けてばかり肉薄するのですが・・・
わずかに届かず6-1で姫小路の勝利。
姫小路のpt数がアレなので大敗という結果にはなっていますけど
麗のトータルptって、片倉、赤井、勇子よりも実際多いですからね。
姫小路の台詞ではないですけど
これこそまさに「相手が悪かった」としか。
とはいえ、大一番での3連敗。麗にとっては厳しい結果に。
逆に、大一番での負け癖イメージを払拭して見せたのが姫小路。
この勢いで次も・・・と行きたいところですけど
次は次で菊池が相手ですからね。
厳しい戦いはまだまだ続きます。