「LOCK-UP OVERFLOW 1st ROUND」3試合目は
女神杯一回戦第2試合、ブレイブ勇子 VS 滝沢泉。
FWWWからの参戦となるブレイブ勇子と東女の職人、滝沢泉。
はたしてどんな攻防が繰り広げられるのか?
新人の紅葉や熊井あたりは、頻繁に多摩女の選手とやりあったりしていますが
上の方の選手になればなるほど、団体間のしがらみやらなんやらで
当人がやりたいと思ってもなかなか実現しないもの。
(雪女が参加しなかったのも、ようはそういうことですしね)
なので、それぞれの団体で上位を張るレスラー同士が
こうしてぶつかるというのは本当に貴重なことで
滝沢も今日の試合を楽しみにしていたのだとか。
相手はどんな攻めをしてくるのか?
自分の手はどれほど通用するのか?
どんな試合展開になるのか?
未知の部分が多くて本当にワクワクしている様子。
それゆえに、今大会での目標である
「滝沢組同士での試合」は、この場では意識から外す事に。
先の事ばかり考えた結果、足下を掬われては元も子もないし
集中していてもやられかねない相手なのだから。
最後に「お互い全力を尽くし、良い試合にしよう」と言い残し、
あとはリングの上で語り合おうと静かな闘志を燃やす滝沢。
滝沢から「楽しみにしていた」と言われれば、嬉しくないはずがありません。
そして、滝沢が「滝沢組同士での試合」を目標にしているように
勇子も南城との試合を目標にしています。
が、今から戦うのは
自分の全てをもって挑んでようやく勝負になるかどうかという相手。
なので、滝沢と同じく今はそんな目標の事は忘れ、目の前の相手に集中。
かつて勇子は、FWWWのエースにならんとして戦い続けたものの
結局そこに至る事は出来ず、堕ちた勇者となりました。
つまり、それは「一度失敗した」ということ。
そして、勇子が言うには
このヴィーナスカップは、再び「試し」を受ける場所なのだと。
そんな勇子が、傷ついた誇りを取り戻すため
背寄った仲間の想いに応えるためにと
堕ちてからは基本、笑った表情が常だった勇子から
久しぶりに笑みが消え、気合いの入った表情を見せてくれます。
コメンテーターはシード選手が行うという事なので
この試合はもちろん南城が。
その南城から、まさかの勇子へのエール。
ただこれは、勇子の勝利を望んでいる、というのとはちょっと違うようで。
もちろん、凶獣で特訓をしていたよしみで多少の「情」があるのは確か。
しかし、それ以上に大きいのは滝沢への信頼。
腹立たしいまでに認めている滝沢の強さ故に
試合は滝沢が勝つだろう・・・そう思えるからこそ
心置きなく勇子にエールを送ることが出来るのだと。
しかし、勝負に絶対はありません。
もしそれで、勇子が勝ったらどうするのか?
その時は、素直に勇子の成長を喜ぼうと。
その上で、二回戦では全身全霊をもって仇を討たせてもらうという南城。
そんな南城が「腹立たしい」とまで言う強さの滝沢。
彼女が出場権を得たのは、TWP無差別級への挑戦。
機会は2度あったのですが(1度目は7連戦形式がまだなかった頃)、
その2度とも菊池に敗北と、あまり良いイメージがないのですが
昨年勃発した世代抗争では、最後はルシフェルに敗れはしたものの
シングルにタッグにと大活躍でした。
対する勇子は、FWWWの選手なので
出場権を得た試合というのは特にありません。
堕ちてからはどちらかというとタッグの活躍が目立つ勇子。
シングルで思い出すのはやはり
ヴァンプとのFWWW初代王者決定戦でしょうか。
ただ、その内容については惨敗だったため
あれから強くなったとはいえ、
勇子の力がどこまで東女に通用するのかが気になるところ。
そして試合は、南城の予想通り滝沢ペースで進みます。
7-0スタートだったのが
ゲソてん、mixiをひっくり返して5-2にはしますが
それ以上の反撃を滝沢が許さない。
2PFでもトータルpt次第では・・・といいたいところですが
ヤバゲで約4200万差、ニコで約2700万差が
文字通り大きな壁として勇子の前に立ち塞がります。
勇子もゲソてんでは約1000万の差を付けていたんですが
前述2PFの差を埋めるには至らず、5-2で滝沢勝利。
南城の読み通りということで、
ある意味順当な結果だったということなんでしょう。
勇子に逆転の機会というのは残念ながらありませんでしたが
2PF取ったことで、十分に意地を見せることは出来たのではないでしょうか。
ただまあ・・・次に勇子の気合いの入った表情が見られるのは
いつになることやら・・・(^^;;