今回のスペシャルワンマッチは キョンシーYui VS 笠松鏃。
本来の予定では、Yuiはマミーとタッグで試合をするはずだったようですが
急遽このカードに変更となった理由とは??
霧島がフリーとして、FWWWのリングへあがるという話が
どこかでゆがんで伝わったのか
笠松には「霧島、FWWWへ移籍」と伝わったようで。
まあ、移籍でもフリーでもFWWWで試合をするのは変わらないので
その対戦相手の一番手として立候補する笠松。
ただ、檸檬の予定では
その最初の相手はYuiを考えていました。
しかし、それでも引き下がらない笠松。
なんと、霧島と戦う権利を賭けてYuiと勝負させて欲しいと。
そう、それが今回の試合が組まれた理由です。
霧島はしばらくはFWWWのリングに上がる予定なので
霧島と戦いたいだけなら焦る必要はないのですが
そうじゃないんです。
笠松が望むのは
「霧島と最初に戦いたい」のではなく
「霧島を最初に倒したい」のですから。
レジスタンスの次期エースとして期待されてはや5年。
レジスタンス四天王という座を獲得するには至ったものの
それはエースではありません。
そのエースの座へ少しでも近づくためにもと
霧島との対戦を望む笠松の熱意に
ついには檸檬もおれて、霧島と戦う権利を賭けたYuiとの試合を認めることに。
しかしそうなると、霧島と戦う予定だったYuiとしては面白いはずもなく。
これに関しては、檸檬も謝るしかないわけですが
そもそも最初にYuiを選んだのは
霧島という「チャンス」だけではなく「脅威」を警戒してのもの。
確かに、霧島の首を獲れば、その者の地位は一気に上がるでしょうから
これは大きなチャンスといえます。
しかし、雪女やヴァンプというFWWWのトップには届かないとはいえ
霧島は東女の第一線で活躍していたれっきとした一流の選手。
そんな外敵に好き勝手暴れられる可能性だってあるわけです。
そんな脅威を警戒してのYui抜擢だったのですが
そこから更に、あわよくば檸檬の傭兵として合流してくれたら・・・
なんて皮算用もあったようで。
それは、フロントの立場としては
FWWWの選手に対してチャンスは公平であらねばならないから。
もちろんこれは「実力のあるものには」とか但し書きがつきそうですが
笠松は、今回の言い分を通すだけの実力はあったということなのでしょう。
そして、Yuiと霧島を合流させようと目論んでいたのは
Yui達傭兵を率いる「レスラー」檸檬としての考えだったから、
というのもあるでしょう。
フロント兼レスラーの難しいところではあるんでしょうけど
フロントとしての公平性は違えてはならないと言い切る檸檬。
とばっちりを喰った形なのは間違いないため
その点については後日檸檬から別の形で詫びを入れるということに。
そんな感じでなんとかまとまったこの試合ですが
序盤から一進一退。
有利不利がめまぐるしく変わる展開がようやく落ち着いたのが
開始から5時間経過した頃。
5-2、もしくは6-1でYui優勢となりますが
それを維持できたのはせいぜい数時間。
中盤から一気に笠松がペースを上げて逆転。
Yui側はヤバゲのリードを維持するのが精一杯で
結局そのまま6-1で笠松勝利という結果に。
これで笠松は霧島に最初に挑むことが出来るようになったわけですが
Yui側としては連敗は避けたかったところだけに痛い黒星じゃないかと。
キョンシーYui | ||
× ブレイブゴースト VS アンデット・パッケージ(FWWWタッグ) | 後日談 | |
○ ツインジュエル VS アンデット・パッケージ[ワンマッチ] | ||
× ブレイブ勇子 VS キョンシーYui | 後日談 | |
○ 孫&スジャータ組 VS Yui&マミー組[ワンマッチ] | 後日談 |
とはいえ、実際はナイトメアから独立するきっかけとなった試合から見ると
実は負けてばかりというわけでもないんですよね。
ただ、ヴァンプへの挑戦がかかった勇子との試合、
タッグタイトルマッチだったブレイブゴーストとの試合、
そして今回、霧島との勝負を賭けた笠松との試合。
ここぞというところで勝てないことから
負けてばかりという印象がついてしまっているのかもしれませんね。
ナイトメアから独立して以降、未だ光明が見えないYuiとマミー。
檸檬との絡みが良い方向へと向かってくれればいいのですが・・・。