サンシャイン王牙の四天王への挑戦。
結果は、岸田がその壁の高さを見せつける結果となったわけですが
サクリファイ子としては心中複雑なようで。
それなりに自信があった上で挑んだ王牙でしたが
王牙が繰り出す攻撃の大半は跳ね返され、
まるで「全身鎧を着てる相手」と戦っているようだったと。
最後に少しは意地を見せることが出来はしたものの、
騎士という肩書きが
単なるキャラクターからついたものではないのだと
身をもって味わう羽目に。
さすがに「見通しが甘かった」と認めざるを得ない王牙。
だから「四天王最弱の私にしとけば良かったのに」と岡部は言うんですが
大敗を喫してもなお
「選択肢を与えられて、一番下を選ぶなんてかっこ悪い」
と、自分の考えを曲げる気はない王牙。
もし、次に同じような機会があったら
今度は円陣を指名するだろうとまで。
そんな王牙のスタンスが、この一言に表れているんでしょうね。
そして、王牙と似ているようで大きく異なるのがサクリファイ子。
王牙の場合、前向きに上を目指し
その過程に課せられる試練は喜んで受け入れる感じですが
サクリファイ子の場合は、
試練そのものこそが、彼女の欲するものなわけで。
多くの人から
「十字架背負わなかったら、実は強いんじゃ?」
と指摘されているサクリファイ子。
実際、彼女のファイトスタイルは
序盤は好きなように攻撃されまくった上で
(なんとここで試合が決まってしまうこともw)
後半、背負っていた十字架を切り離して一気に攻め込むというもので
確かにこれを見ていたら
「最初から攻めればいいじゃん?」
と言いたくなるのはごもっとも。
だがしかし!
理屈ではその通りなんだけれども、そうはいかないのが人間なんだと。
実のところ、サクリファイ子も普通に試合していた時期もあったのです。
しかしそれだとどうにもかみ合わないというかギアが入らず
試行錯誤の末にたどり着いたのが
我が身を贄とし、相手の技に己を差し出し
差し出し、差し出し、差し出し、差し出し・・・
その末に真価を見出す、そんな
「試練と力の等価交換スタイル」。
それこそが、サクリファイ子のあるべき姿なのだと。
とはいえ、この提案はさすがに受け入れがたいというか、
この最後のやりとりさえなければ
まだ好意的に受け止められたのに・・・w