なぜか、オープン前の井上さんの店に居合わせる
ソニックとシュバルツ。
それと、当然のようにいる細野もw
まずは、互いのベルト防衛&新王者を祝う2人ですが
今回ここで顔を合わせたのはそんな事が目的ではなく
もちろん、井上さんから肉をたかるためでもなく
三週間後に行われるタイトルマッチ。
そう、シュバルツにとっては2度目の防衛戦であり、
ソニックにとっては久しぶりにシングルベルトに挑む事になる試合です。
新王者シュバルツの凄いところは
ここ数年、常にどちらかが王者だった菊池と麗
その両者ともに勝利しての戴冠ということ。
更には、ここのところ勢いに乗っていたルシフェルを相手に
見事防衛してみせて、まさに今のシュバルツは向かうところ敵なし!
・・・と言いたいところですが
そんな彼女の強さには「ムラ」がある。
それは周知の事実であるし、何よりも本人が認めるところ。
しかし、菊池、麗だけでなく
東女の象徴として君臨してきた
ソニック、神崎をも乗り越えることが出来れば・・・
それはもう「不安定」なんて評価は吹っ飛ぶでしょう。
それゆえに、シュバルツはソニックに聞いて欲しい事があって
こうして席を設けたわけですが、
その聞いて欲しい事とは・・・
ソニックのように立場が確立されたレスラーは
個人ではなく業界全体を見た上で行動することがままあるため
今回ももしかしたら・・・それをシュバルツは心配したわけです。
そんなソニックに勝っても意味はないから。
だから・・・本気を出して欲しい。
それがシュバルツの願い。
正直な話、ソニックのピークは既に過ぎておりあとはくだって行くのみ
のはずなんですが、そんな彼女がいまだ第一線で活躍できるのは
これまで培ってきた経験ゆえ。
もちろんそれは、綺麗な技だけでなくダーティーな部分も含めて。
そんな全てをぶつけるとなると、相当エグい事になると
軽く脅しをかけるソニックですが
シュバルツはもちろん「むしろそれがいい」と怯む様子など全くなし。
そんなわけで、シュバルツのお願いを引き受けるソニック。
しかしここで、「負けたら引退」とか「ソニックをやめる」とか
そういう賭けはしなくていいのか?と
ソニックからとんでもないことを言い出すんですが
そういう事はどうでもいいというシュバルツ。
今から3年前、「王者麗」がまだ定着しきっていなかった頃
挑戦者決定戦で山口に勝利したソニックは
王者になったらソニックを卒業すると宣言。
しかし、結果は麗がベルト防衛。
ソニックはこの後しばらく一線から退くことになったわけで。
実際、ソニックは
「ヒロインはある程度で世代交代した方が良い」
という考えで、ソニックキャットもいつか消えていいと思っていたんだとか。
・・・少し前までは。
「自分の糧となるために」という、自分勝手な理由ではあったんですが
当時、王者だった菊池から
「最前線に戻ってこい」
と言われ、考えを改めたんだとか。
とまあ、ソニックの話はこのくらいでいいとして
シュバルツの方も気になるところ。
とは何度も言っていますが
問題はその後どうするか。
当然、「神崎を倒す!」が最終目標だったシュバルツ、
最終目標の先など考えているはずもなく。
ソニックから無理矢理知恵を拝借しようとする始末w
そんな、神崎に勝利した後の事を
同じ女帝直下である咲川とも話すのだけれど
そう、女帝直下ってそもそも、
打倒神崎!の目的の下集まったチームでしたからね。
それがもし、神崎に勝つようなら
当然その時には女帝直下も解散することに?
もしそうなったら、東女の派閥にどんな変化が生じるのか気にはなりますが
その変化自体を好ましく思わない人も結構いそうで
次のタイトルマッチはそれぞれの思惑が絡み合って
何やら難しい事になりそうな予感?