ヤンドラ杯準決勝、メアリVS伏久の試合は
17分30秒、必殺のライオンカッターによりメアリの勝利。
何度も追い込まれながらも諦めなかったメアリが
奇跡の逆転ファイターぶりを、
負けた伏久も下馬評を覆す強さを見せつけた
まさに激闘といえる試合でした。
互いの健闘をたたえるかのように握手を求めてくるメアリ。
しかし・・・そんなメアリの手を、伏久は払いのけます。
これだけ燃えられたのは初めてだという伏久。
かつて、凶獣若手No.1決定戦の際、
「2年に一度しか出せない本気」を前借り
なんて事を言ってましたが
この試合では「10年分くらいを使っちゃった感じ」
とまで言うほどのエネルギーをつぎ込んで
そしてそれはまだ体の中に燻っているんだと。
それなのに、ここでメアリの手をとってしまったら
その燻りが消えてしまうのではないか?
「良い試合をした」と納得・・・
いや、妥協してしまうのではないか?
カース伏久がカース伏久でい続けるためには
この燻りは消してはならない。
この燻りを抱き続けなければならない。
だから・・・その手はとれないと。
しかし、ここでめげないのがメアリ。
10年分ものやる気をこの試合にぶつけてくれたという伏久に対して
だったらこれから10年は宿命のライバルだと宣言。
そして、10年後に握手しようと
まさにヒーローらしい返答をしてくれます。
しかもこれ、きっと本気だからねw
だからこそ伏久もやりづらいんでしょうね。
とはいえ、「宿命のライバル」という事に関しては
この試合を観ていた人からは
異論なんてほとんど出ないんじゃないでしょうか。
そのくらい、本当にギリギリの戦いでしたし。
同世代で真逆のスタイルのライバルというと
(ドレスアップワイルドファイトとかやってたなぁ・・・)
あの2人は組む事も結構ありましたし、
JWP退団後、関西は尾崎の「OZアカデミー」に入ったりしてたから
今回のライバル関係に当てはめるのはちょっと違うかもしれないですが
長年のライバルという意味では本当にね、
メアリと伏久もそうなってくれるといいですね。