ちまたで話題の「シン・ゴジラ」を観てきました。
事前情報は極力ない状態で行ったわけですが
「庵野、本業しろ」
とかそんな気持ちは今回は横に置いて
かるく感想みたいな事を書こうかと。
注意:以降では若干内容に触れていますので
ネタバレを見たくない方は引き返してください。
まず最初に言っておきたいのは
平成ゴジラ、いわゆるVSシリーズ、
ああいうのを期待して行くとおそらくガッカリする事になります。
私が観に行った映画館にも、夏休みだからか
小学生をあちこちで見かけましたが
正直・・・その子達がどう思ったか・・・(^^;;
作品の雰囲気としては、それこそ初代ゴジラが一番近いのでは?
(あくまで主観ですが)
今回の「シン・ゴジラ」、他作品との繋がりはなく
今回初めてゴジラが現れるところから物語が始まるので
当然対ゴジラ用の兵器などあるはずもなく
メーサー戦車も、スーパーXもなく
メカゴジラやモゲラなどこの時代の科学力で作れるはずもありませんw
なので、自衛隊は既存の武器で
ゴジラに向かっていかなければならないんですが
対するゴジラは第4段階まで変身を遂げるわ
これまでのゴジラで最大の大きさだわ
口からだけでなく、背びれからも尻尾からも熱線出してくるわ
中盤までの絶望感がハンパないです。
ただ、そんなゴジラが暴れるシーンはそこまで多いわけでは無く
官僚のやりとりなんかがかなりの比重を占めているためか
ドキュメンタリーを見ているかのような気分になったんですが
そういう意味で子供がここらで飽きてくるんじゃないかなーと(^^;;
で、ゴジラが活動を停止している間に対策を立てる事となるわけですが
監督が庵野さんだからってわけじゃないけど
どことなくヤシマ作戦を連想するというか何というかw
でも見せ場としては、そのヤシマ作戦を彷彿とさせる
ヤシオリ作戦・・・ではなく
自衛隊が兵器使用を許可されて、
すべてをゴジラにぶち込むも傷一つつけられず
ついには米軍の力を借りる事となって
ようやくゴジラに傷を負わせた・・・と思ったその時
ゴジラ熱線発射!!
やっぱりあそこが一番熱かったかなと。
ヤシオリ作戦の方はなんというか・・・
無人在来線爆弾で笑うしか無かったww
自衛隊のミサイルにびくともしなかったのに
そっちは効くのかよとw
あと、高層ビルをあえて倒壊させて
ゴジラを横倒しにするシーンなんかも瓦礫がもうね、凄かったですね。
SFテイストを極力排除し、現状の兵器で無謀にもゴジラに挑んだ今作品。
ツッコミどころがなかったわけではないですが
ちゃんと「ゴジラ映画」にはなっていたのではないでしょうか。
なお、過去のゴジラは
おさらい的動画をあげてくれている方がいるので
この期に振り返ってみるのもいいかも?