魔法科高校の劣等生19 師族会議編(下)
魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 (下) (電撃文庫)
- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 文庫
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魔法を使えない一般人のデモ活動は次第にエスカレートし、
ついには魔法科高校の生徒を襲う輩が現れます。
そこの巻き込まれた深雪。
しかし、それを救ったのは顧傑捜索のため鎌倉にいるはずの達也でした。
ちなみに戻ってきていた理由は
深雪に危害が加えられているような気がしたから。
・・・お兄様パネェw
しかしその集団を扇動していた人間も実は魔法師で
しかも利用されていただけだということが判明。
魔法を逆探知することでその人物の居場所を割り出すも、
直後にその人物は殺害されて顧傑にはまた逃げられる事に。
達也「そろそろ本気出す」
と言ったわけではないですが、これまで深雪を護るため
エレメンタル・サイトのリソースを常に半分割いていたけれど
これを一時的に解除して70%のリソースを顧傑捜索に割けば
一度視認した相手、どこにいようと見つけることが出来るのだとか。
・・・お兄様ほんとにパネェw
そうして居場所を突き止めた顧傑を追跡するわけですが
それを妨害しようと現れたのが・・・エリカの兄である千葉寿和。
顧傑の魔法により操られた彼と戦うことに。
ただ・・・顧傑に操られているということは既に死んでいるわけで。
達也の再生魔法ならもしかしたら・・・と思ったんですが
「死者を生き返らせることはできない」
ということで本当にお亡くなりに・・・。
敵キャラでは既に何人も死んでますが、
まさかエリカのお兄さんが死んでしまうとは思ってませんでした。
藤林さんとのやりとりとかわりと好きだったんですけどね。
しかも、彼を倒した後顧傑を捕まえることが出来たのかというと
そう簡単にはいかず、今度はUSNA軍が妨害。
結局、彼らに顧傑を始末されて
今回の自爆テロから始まった件はうやむやのうちに終了。
後味の悪い結末・・・と言えなくもないですが、
達也が今回は妙に人間くさい部分を見せたのが印象に残りました。
既に死んでいるであろう寿和に対して必死に呼びかけるシーンとか
USNA軍が顧傑を始末するのを魔法で妨害しようとしたのを止められ
そのことを責めようとして逆に
その行為は深雪を危険にさらす事に繋がると説教されたり
今までの完全無欠なお兄様どうしたよ?とw
でもまあ、これくらいは人間味あった方がいい気もしますけどね。
でもこうなると、いずれはUSNA軍とも衝突するんですかね。
そうなるとシリウスとの再対決も避けられないわけですが果たして・・・。