前回、闇のコロシアムでの決闘に勝利し、
サディナをはじめとした亜人の村の住人を取り戻すことに成功。
いよいよ村の復興に着手しようかというところの11巻です。
Web版でいうと、157話「買い付け」から198話「目的」あたり?
でも、ガエリオンは書籍版ではまだ登場しておらず
その絡みの話はカット(後回し?)。
とりあえず、今回も奴隷商から働き手となる亜人を集める尚文ですが、
いよいよフォウルとアトラの兄妹が登場。
メインキャラがだいぶ揃ってきました。
上では「村の復興に着手」と書きましたが、今回はどちらかといえば戦力増強回?
キールをはじめとした亜人達をクラスアップさせ、
アトラ、フォウル、そしてサディナは逆にレベルリセットした上で
盾の恩恵ありの状態で再度レベル上げ。
前回敵として登場したマーダーピエロことセインも同行することになり、
あとは四聖勇者が力を合わせれば・・・それが一番の難関なんですけどね(^^;;
霊亀の封印を勝手に解いて、倒すことも出来ずに被害を広げ、
(※書籍版では三勇者ではなくキョウが封印を解いたのでした。失礼しました。)
挙げ句の果てに本の眷属器の勇者キョウに捕らえられていた三勇者。
その後、槍の勇者元康はヴィッチに捨てられ、エレナにも見限られて女性不信に。
そこをフィーロに慰められた結果・・・フィロリアル狂いの元康が誕生する事にw
まあ・・・このキャラがあったからこそ、
Web版では番外編の主役にまでなったのでいいんじゃないでしょうか(^^;;
剣の勇者錬は、対霊亀戦で自分が無茶な作戦のせいで仲間をすべて死なせる羽目に。
それでも自分は悪くない、仲間達が弱すぎたのが悪いんだと
現実を見ようとしない錬にヴィッチが甘いささやきを・・・。
結果、身ぐるみはがされて盗賊をやるはめに。
最後には、自分の非を認めて仲間となってくれるんだけれど、
錬との対決時のやりとりは本当にイライラさせられます。
そして弓の勇者樹は・・・どこいった?(^^;;
パーフェクト=ハイド=ジャスティス(笑)だけに姿を見せませんw
あとは、セイン以外にも新キャラ登場。
別世界の勇者の仲間、という位置づけみたいですが、
ゲーム感覚で四聖勇者の命を狙ってきます。
しかも、本当にゲームのように何度倒しても復活してくるからたちが悪い。
最終的には魂を切ることで復活出来なくすることに成功するけれど、
敵がこれだけとは思えない・・・ってとこでしょうか。
そもそも、グラスやラルクベルク達の世界とはまた別の世界って事なんですかね?
「波」といわれる現象は世界が衝突した際に起こるものですが、
その世界というのは1対1だと勝手に思っていました。
しかし今回、3つ目の世界が現れたのだとすると、相当話が変わってきそうですね。