セヴンスター選手権試合での校条とひまわりの戦いは
ざくろ曰く、凄いをというよりもヤバい試合だった
というほど凄惨な内容となりました。
反則が隠し味ではなく通常攻撃だった
というくらい、最初から凶器全開だった校条。
ひまわりも、それに負けじと
レフェリーを押しのけてまで正面からやり合ったのだけれど
次第に校条に押されていくようになり
最後にはモンキーレンチでメッタ打ち。
というか、自らの肉体のみで
モンキーレンチと中盤までは渡り合っていたのが
まず驚くべき事なんですが
そんなひまわりをメッタ打ちにするシーンは
あわや放送事故になるところだったほどなんだとか。
そこまでメッタ打ちにされたというのに
当日の夜に熱が出たくらいで
二日もしたら腫れも引いたというのだから
負けてなお恐るべしと言わざるを得ません。
そして、それだけの死闘を制したとあって
校条を凶獣の次期党首に据えようという考えは
基本、口を出さないと言っている上位陣からも
かなり好意的な空気を感じるのだとか。
そして、好意的に捉えているのは上位陣ばかりではなく
現状の幹部候補達も同様なんだとか。
そのため、本人の言うように
セヴンスターを満期返上するようであれば
党首と認めても良いのでは?と
話は校条に有利な方向へと進んでいます。
もちろん、セヴンスターを満期返上出来なければ
話はそこまでなんですが
この後予定しているのが、山吹、唐沢、綾野の順番なので
山吹、唐沢のいずれかが辞退するような事があったとしても
かなり高い確率で満期返上となるのではないか?
との井ノ瀬の予想。
そうなると、あえて内輪もめを起こそうとしている
園原達としては困るわけで当初の予定通り、対抗勢力を固める方向に。
ただ、協力を取り付けることが出来たのは
現状ではさとりのみ。
対ひまわり戦を見た結果
幹部候補も校条党首案に傾きかけているところなので
このままいくと、さとり一人ではさすがに厳しいと言わざるを得ません。
上位陣は口を出さないと明言しているだけになおのこと。
そこで、園原が考えた案は
幹部候補をこちら側に引き抜くこと。
それが出来れば、確かにわからなくなりますが
そもそも、こちら側に立場を変えるということは
自らが新たな党首として立候補するといっても過言ではないのですが
自分が党首を引き受けたくないからという理由で
幹部候補による合議制なんて歪な形になっているのです。
なので、幹部候補を切り崩すというのがいかに困難なことか。
とはいえ、校条ですんなり決まってしまうようでは
お客さんから不満の声があがるだろう事は
以前に園原が言った通り。
まあ、気持ち的には校条を応援したい気もするんですが
園原の言い分も理解出来るだけに難しいところですね・・・。