「RISING BATTLE ROAD」9試合目は
魔王軍によるレジスタンス侵略戦の締めくくりであり
FWWW世界無差別級選手権試合でもあります。
現・シングル王者であり、レジスタンスのエースでもある円陣を
ついにこの舞台に引っ張り出した魔王軍。
もちろん、魔王軍も旗頭であるぽひが出陣!
・・・ところで、京伏さんの出番は?(^^;;
これまでは、「魔王の下僕」という肩書きだったぽひですが
今回からは「魔王の弟子」に変わっています。
というのも、ベルトに挑む選手が下僕ってのはさすがにどうなのよ?
との上からのお達しがあったとか。
まあ、元々女帝の弟子でかつ魔王の弟子でしたから
今更といえば今更な気もするわけですが。
そして、変わったのは肩書きだけではありません。
これまでは、何につけても受け身の姿勢で
「怖い」とか「逃げたい」とか言っていたぽひが
自分の行ったことには責任を取るべきと一大決心。
みっともなくあがくことをやめると宣言します。
まあ・・・「さすがに生き延びたくはありますが」と
付け加えるあたりはやっぱりぽひだなーと思うわけですがw
ともあれ、FWWWの頂点に挑む以上
未来のFWWWを背負う覚悟で試合に挑むというぽひ。
あのぽひが・・・ここまで成長しましたよ。
「怖い」とか「逃げたい」というぽひの気持ちを
他人事とは思えない円陣。
なぜなら、円陣も常にそんな思いに苛まれてきたから。
試合前、よくトイレに駆け込んでましたもんねー・・・。
だからこそ、そんな自分から脱却しようというぽひに対して
敬意を払わずにはいられません。
とはいえ、このベルトはレジスタンスが望んで望んで、
やっとのことで手に入れたもの。
そう簡単に奪われるわけにはいきません。
ぽひの実力を考えれば
いずれ彼女の時代が来てもおかしくはないでしょう。
しかし、それは今ではないと
今は、私が、レジスタンスが時代を築く時なんだと
ぽひの決意に触発されたか
円陣にしては珍しく強気な発言を繰り返します。
そして、己のため、仲間のため、団体のために
全力で回るんだといつもの言葉でしめる円陣。
コメンテーターは、その円陣にベルトを奪われた雪女。
ぽひが弱かった頃も知っている雪女としては
ここまで強くなったぽひの姿を信じられないという気持ちもあるのでしょうが
いざ自分が相手をするとなったら
おそらくは全力を出さなければならないだろうと
思うくらいにはぽひの成長を認めているようで。
とはいえ
そんなぽひの強さを、雪女は自身で体感したことはなく
逆に、今の円陣の強さは身をもって味わっているだけに
雪女の予想はやはり円陣優勢とのこと。
ただ、この試合の結果がどうなるかはさておき
FWWWのシングルに関わったことのあるヴァンプ、雪女、円陣よりも
ぽひの方が将来性はあるので
その辺りも含めて見させてもらうと。
奇しくも、同じタイミングに多摩女でも
若い白木が頂点に挑んでいましたが
ぽひもまだ若いですからね。
このキャリアでシングルのベルトに挑めるという時点で
ホント将来が楽しみです。
しかし、今はそんな先の話ではなくこの試合に注目。
出だしこそは円陣が攻めていったのですが
それを即座に切り返すぽひ。
そこからはずっとぽひのペースに。
その勢いは、試合の約半分を7-0で進め、
トータルptでも最大1億3千万ほどの差を付けるほど。
ここまでの差が付けば、さすがに勝負は決したと思ったんですが
試合の3/4を経過したあたりから
円陣が回転数を上げていきます。
猛烈な勢いでその差を縮めていく円陣ですが・・・
1億3千万以上あった差はさすがにひっくり返すことが出来ず
ぽひが4-3で勝利!
ここに4人目の王者が誕生しました!
結果的には一度も防衛出来なかった円陣ではありますが
終盤、ひっくり返せなかったとはいえ
1億以上差を縮めたのには驚かされました。
そして、人数差では1100人ほどの不利だったにも関わらず
最後まで逃げ切ったぽひの力にもただただ驚くばかり。
個人的には、ぽひのような
「どう見てもレスラーには見えない」タイプのキャラが勝つことに
若干抵抗があった時期もありました。
もちろん、今はもうそんなことはないのですが
(そんな事気にしてたらリンドリと長く付き合うことは出来ませんw)
そんな、レスラーらしくないキャラの代表ともいえるぽひが
FWWWの頂点に立ったことで、新たな時代の到来を感じました。
もちろん、この後ヴァンプとの師弟対決もあるかもしれないし
雪女だっていつまでも静観してはいないでしょうから
世代「交代」とはまだいえないでしょう。
ヴァンプ1強だった頃を第一章とすれば
雪女が台頭してきた頃が第二章にあたり
そして、円陣、ぽひがベルト争いに加わったことで
これからはFWWW第三章が始まるわけです。
まずは、ぽひの最初の防衛戦
はたして誰が挑戦者となるのか・・・?