「SEVEN DAYS CHAOS」2試合目はセヴンスター選手権試合。
森近との死闘の末に新王者となった 円丈に
2012年三期組のトップバッター、ののりが挑みます。
セヴンスターは目立てていないレスラーにとって
自己アピールすることが出来る格好の場。
「チャンスさえあれば、結果を残してみせる」
そう思っている選手達に
お望み通りチャンスが与えられるわけです。
そして、そのチャンスがようやくののりにも回ってきました。
しかし、そのチャンスを実際にものに出来た選手というのは
実のところそんなに多くはありません。
そういう意味では、円丈はまさに
そのチャンスをものにした一人といえるでしょう。
森近との試合で、間違いなく知名度が上がったでしょうし
選手の間でも見る目が変わったことでしょう。
しかし、そんな円丈が相手だからなおのこと
勝ってチャンスをものにしたい、
いや、してみせると断言するののり。
そんなののりからの大絶賛に戸惑いを隠せない円丈。
まあ実際、ののりの言うように
円丈も埋もれていた選手の1人でしたからね。
ただ円丈自身は、今もそんなに変わったという気はしていないのだとか。
とはいえ、森近との試合を認めてもらえるのは嬉しいとのこと。
あれは円丈のこれまでのプロレス人生の中で
間違いなくベストバウトだと断言できる試合。
その試合の結果、セヴンスター王者としている以上
森近のためにも負けられないのだと。
防衛出来て初めて価値があると言われるセヴンスターだけに
今日勝って、自分に王者としての価値をつけてみせるとこちらも断言。
コメンテーターは、次の挑戦者であるざくろなんですが
いきなり「円丈さん読めなさすぎ」の一言からスタートw
まあ、セヴンスター以前の評価は
「ディスティニーのモブレスラー」だったそうなので
今の円丈を見て頭を抱えるのもわかります。
実際、以前のままであればののりの勝ちと予想していたそうなんですが
森近戦での円丈だと逆にののりには勝ち目がないのではないかと。
ただ、読めないと言っているのは
森近戦での強さが果たして本物なのか?という点。
あれが単に、森近に引っ張りだされただけの力なら
今回はまた元に戻っているはず。
しかし、これまでは力の使い方を分かっていなくて
それが森近戦で目覚めたということであれば
ののりばかりかざくろも危ういと危機感を抱きます。
まあ結局、やってみないとわからないってことなんですが
試合は攻守がめまぐるしく入れ替わる乱戦模様。
どちらも6-1リードまで持って行くのに
それをキープすることが出来ずに
今度は逆に6-1で相手にリードされる・・・
そんな展開がしばらく続きます。
しかし後半、ついにののりが6-1で落ち着き始め
そこから更に7-0を狙う展開に。
これでこのままののりが勝負を決める・・・
かと思いきやそうはいきません。
ここから円丈の追い上げが始まります。
前半はどちらが有利ともいえない展開だっただけに
実はトータルpt的にも300万ほどの差しかなく
各PFの差もさほどではなかったため
この円丈のラストスパートにより形成は一気に逆転。
そして勝負はトータルptに委ねられます。
その結果は・・・
5-2で円丈の勝利!
森近戦に続き、今回も終盤での猛攻で勝利をモノにしました。
なんかこう・・・アレよね。
試合前に襲撃されての劣勢スタートだった森近戦で覚醒したという扱いですが
逆境でこそその力を発揮する、みたいな感じのキャラになりつつある感?
ともあれこれで、1回限りの確変ではなかったことを
その結果で証明して見せた円丈。
そうだった場合には、ざくろでも厳しいと本人は言っていましたが
果たして次のざくろ戦、どうなりますかね?