「LOCK-UP OVERFLOW 3rd ROUND」4試合目からは女神杯準々決勝。
ソニックキャット VS 滝沢泉となりますが
ソニックの試合ということは、もちろん今回も
TWP無差別級のベルトがかかった試合に。
ソニックとシングルでやるのはいつ以来なんだろうか?
新人の頃はしょっちゅうぶつかっていたものだけど
次第に立場が出来、「正規軍」という枠に収まって以降は
横顔を見る機会は幾度となくあったけれど
正面から向かい合うことは久しくなかったこと。
それだけに、今日という日を楽しみにしていたという滝沢。
女神杯二回戦の前にも、ソニックとの対戦を熱望していましたもんね。
そして、今日だけはすべてを投げ捨てた上で勝負に臨むという滝沢。
正規軍も
滝沢組も
そして弟子達ですら、今この場では余計なものだと。
ただ一人の「滝沢泉」として戦うと。
その上で、ソニックが腰に巻くベルトを戴いていくと宣言。
滝沢やソニックが新人だった頃は、今ほど人も多くなかったため
新人同士で頻繁にシングルをやっていたのだとか。
そのため、滝沢、山口、ラスカル・・・
みんなとの戦いが原風景だったというソニック。
だから、滝沢との久しぶりのシングルを前になかなか寝付けなかった
というほどに、この試合を楽しみにしていたようで。
その点は、滝沢と全く同じなんですが
スタンスはどうやる異なる模様。
というのも、彼女は「ソニックキャット」だから。
ファンの夢と希望を背負って戦う、スーパーヒロインなのだから。
滝沢のように「全てを捨てる」なんてことは出来ないのです。
だからソニックは、滝沢の想いすらも背負い
原風景を思い起こさせる試合をした上で
ファンのみんなに魅せつけるような戦いをしてみせると
全てを捨てて挑む滝沢に対して
全てを背負って戦いに臨みます。
コメンテーターは「重鎮」一ノ瀬ですが、
ソニック、滝沢が互いに尊敬しあってたことを語ってくれます。
ソニックの人を惹きつける戦い方、
ここぞというときに見せる勝負カンに滝沢は憧れ
現代式のトレーニング法と、理論による試合の組み立て方、
その理論を実現するための滝沢の地道な努力、研究心に
ソニックは感服し、よく横で真似してつきあっていたとか。
ソニックは、頭で戦おうと思ったら考える時間だけ動きが止まるし
滝沢は、そもそも本能に身を任せるやり方が分からない。
そんな、「自分にないもの」をもつ相手だからこそ
互いに尊敬し合っていたのだと。
そんな両者の対決ですが、試合の方は滝沢の方が最初から仕掛けていきます。
特に、ニコの滝沢勢が爆走!!
いかんせんニコの差が大きすぎる展開。
終盤、更にゲソブラゲも逆転するんですが
最終的にはニコ2400万、ハンゲ1600万という大差が付き
3PF押さえてもトータルではどうにもならず
滝沢が終始危なげない試合運びにて4-3勝利!
ということは・・・
滝沢、TWP無差別級王座初戴冠!
滝沢がシングル王座に挑んだのは過去2回(1度目は7連戦方式が出来るより前)。
そのどちらもが、菊池という壁に阻まれました。
しかし、今回滝沢が初戴冠となったことで
王者滝沢VS挑戦者菊池の可能性見えてきたわけで。
個人的にはこの3度目の対決、見てみたいですが・・・。
そして逆に負けたソニックですが
これが2014年12月対麗戦以来、約3年9ヶ月ぶりの黒星ということに。
この勝率の高さには驚くばかりですけども、
一時期は猛威を振るった麗ですら、今は4連敗中と
一旦はまってしまうとなかなか抜け出せない場合もありますからね。
特に、ソニックはまだタッグ王者ですから
そちらで挽回したいところでしょうが・・・。