「RISING ALTAIR」セミファイナルはKOM選手権試合。
2度目の防衛戦となるマジョラム吉井に
若き筋肉、フリーザー片倉が挑みます。
語りたいことは自らの肉体で語れ、
という流れがいつの間にか定着してしてしまったKOM。
片倉もそれにならって多くは語りません。
しかし、これだけは言わせて欲しいと語った内容は
チャンスをくれた吉井への感謝。
そして、筋肉の総量では負けていても
決してひけは取らない筋肉の質でもって
今日から私が「筋肉の王」となる!
そんな片倉に対し、感謝は不要だと。
チャンスをものにしたのはあなたの筋肉だからと。
しかし、感謝の気持ちを素直に受け取った方が
片倉も遠慮無くやれるだろうと最終的には受け入れる吉井。
そして、やはりこれ以上の言葉は不要とばかりに〆に入ります。
「私が筋肉そのものである」
ことをリングで証明してあげると。
コメンテーターは岩田なんですが・・・
つまり・・・どういうことだってばよ?(^^;;
岩田曰く、どちらの筋肉がより筋肉か?ということで
単純に筋肉の質量でいえば、もちろん吉井に分があるでしょう。
片倉にいたっては、KOMの基準でいう最小限に近いですし。
そうなると、片倉もいっていた質での勝負になるんでしょうが
吉井だって決して筋肉の質が劣っているわけではありません。
そうなってしまうと片倉からすれば
もはやお手上げじゃないかと言いたくなるところですが
筋肉において大事な点は、量と質だけではないと
3つめの要素「筋肉のコントロール」も同様に大事なんだと岩田は言います。
量においては明らかに劣っている片倉。
そんな彼女が勝つためには、残る2つの要素で上回るしか無いといいますが
試合の方は最初から吉井がペースを握ります。
片倉はヤバゲとハンゲを押さえはするものの
長い時間5-2を強いられる展開に。
それでも、いずれチャンスが必ず来ると耐え続ける片倉。
その間、じわじわとトータルptの差を詰めていきます。
そして、多い時には500万近くあった差を
終盤ついに抜き返して4-3で逆に片倉リード!
しかし、吉井もここでハンゲをひっくり返してきます。
最後の最後までもつれたこの試合、
果たして勝者は・・・?
ハンゲを取られた片倉ですが、その後ニコを逆転したことで
PF別では3-2で吉井に軍配があがったもののトータルptは片倉が取り、
結果4-3で勝ったのは・・・片倉!
若きKOM王者が誕生しました!
しかし、こうして数字を見ても本当にギリギリだったことがわかります。
ヤバゲ以外はどっちに転がってもおかしくなかったですからね。
逆に言えば、そのヤバゲでのリードが大きかったのかもしれません。
ともあれ、セヴンスターもまだ迎えていない片倉が
シングルで吉井を倒しての新王者。
これが、時代の変わり目というものなのでしょうか?
とはいえ、他の筋肉も黙っているとは思えませんからね。
KOMでは、むしろこれから世代闘争が熱くなりそうです。